トップ画像はカープファン感謝デー2017
カープファン感謝デー2017が11月23日、マツダスタジアムであった。
恒例のキャッチフレーズ発表も行われた。
キャッチフレーズについては、他の記事に詳細を譲る。
風があり、日陰になるとスタンドは冷えた。グラウンドの選手たちも寒そうだった。でも、たくさんの笑顔の花が咲き、子どもたちの歓声も上がった。
選手が2、3人ずつテレビカメラの前でトークする企画もあった。
菊池と赤松、この二人が2ショットで画面に収まった訳は、ファンならずともみんな知っている。
ただ、赤松選手の本当の苦労や、菊池選手の本当の思いは、察することはできてもうかがい知ることは難しい。
締めコメで赤松選手が「来年、しっかり野球できるように頑張りたい」とマイクを通じて元気にファンに語りかけたあと、菊池選手が「来年、マツダスタジアムで赤松さんと…」とすぐに反応して笑顔でこのトークショーを終えた。
赤松選手が緊急会見したのは昨年12月29日。それからすぐに年が明けてすぐにキャンプイン、スタジアム周辺のサクラが咲き開幕、連日スタジアムは大入りとなり、夏が過ぎて連覇を果たし、プレーオフを戦い気がつけば落ち葉が舞い、そしてまた冬がくる。
赤松選手は、またマツダスタジアムに戻ってきた。あとは打席に立つか、投手の動きを注視しながらリードを取るか、外野の守りにつくか、次はそこに帰るために…
菊池選手は、”我々”が思っているよりずっと繊細で、人の痛みが分かる人物だと関係者は口を揃える。
そして、グラウンドから見上げる広島の空も、”我々”が思っているよりもずっと青く、広い。
この日、満員の赤いスタンドに向けてふたりで”約束”したことは、この先、大きな励みになるだろう。
まだ、もうしばらく時間を要するかもしれない。
でも、また同じこの広島の空の下で、ファンの願いがかなう日が、場内アナウンスがその名を告げる日が、きっと来る。
ひろスポ!カープ取材班
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カープナインの365日をコラムで17年間、毎日綴る、その数だけドラマもある…
「田辺一球広島魂」
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