J1残留を決めた11月26日のFC東京戦、エディオンスタジアム広島にはシーズン最多の2万2000人を超えるサポーターが集結した(トップ画像)
サンフレッチェ広島は12月7日午前、城福 浩氏の監督就任を発表した。12月22日に広島市内で就任会見がある。
城福 浩 監督プロフィール
■生年月日
1961年3月21日(56歳)
■出身地
徳島県
■選手歴
1983年~1989年 富士通サッカー部(JSL2部)
■指導歴
1993年~1995年 富士通サッカー部 コーチ
1996年 富士通サッカー部 監督
1999年 FC東京 育成普及部長
ナショナルトレセンコーチ
2000年~2006年 FC東京 育成部
2001年 U-20日本代表 テクニカルスタッフ
2002年 U-14日本選抜 監督
2002年~2003年 U-15/16日本代表 監督
2005年~2007年 U-15/16/17日本代表 監督
2007年 FC東京 強化部
2008年~2010年 FC東京 監督
2012年~2014年 ヴァンフォーレ甲府 監督
2016年 FC東京 監督
2017年 日本サッカー協会
関東地域統括ユースダイレクター 兼 ナショナルトレセンコーチ
S級/A級ジェネラルライセンスインストラクター
城福監督コメント
「サンフレッチェ広島の監督を務めさせていただくことになった城福 浩です。伝統と実績のあるこのクラブの一員になれたことを嬉しく思います。目の前の結果に徹底的にこだわること、サッカーを楽しむこと。この二つを選手たちと追い求める日々が今から楽しみです。ファン、サポーター、クラブに関わる全てのみなさん、よろしくお願いします」
新監督が決まったことで気になるのは城福浩監督を支えるコーチ陣がどういう顔ぶれになるか、ということ。
森保、ヨンソンの両監督を支えていた横内、下田、松本の3コーチが揃って五輪代表へ引き抜かれた。特に横内コーチは2003年、ペロトヴィッチ監督の時からトップチームコーチとして現場に立ち続けていた。チームの屋台骨がいなくなった。
城福監督は56歳。Jリーグ指揮官としての経験が豊富なことから、周りを固めるスタッフには若いコーチ陣も欠かせないだろう。その若い”人材”が今後、城福監督のあとを引き継ぐ、という形も想定できる。
サンフレッチェ広島の久保允誉会長も足立修強化部長も今季の”窮地”を振り返り、今一度原点に戻り、ユース世代の育成などを含む長期的な視野でのチーム再構築に言及した。
サンフレッチェ広島は多くの”人材”を指導者としてJリーグ、各年代の代表監督に送りこんできた。
”新体制”が決まらないため、サンフレッチェ広島では現在、来季のシーズンパスの売り上げが思うように伸びていない状況が生まれている。
こうした”人材”の中から森保氏に続く「広島魂」(ヨンソン前監督)を持つ指揮官を生み出すことも、ローカルクラブとして、そして多くのサポーターでスタンドを埋め尽くすためにも必要になってくる。
サンフレッチェ広島取材班