12月に入ってすぐ、ひろスポ!に日南から季節外れの便りが届いた。…と思ったら「日南市油津商店街テナントミックスサポートマネージャー」の肩書を持つ木藤亮太さんからだった。
木藤さんは地域再生の旗手として、今や全国的にその名を轟かせる。寂れゆく一方だった日南の油津商店街を、地元関係者を巻き込み元気づけ、地元以外からの人材を集結させることで見事に生まれ変わらせた。
日南便りには、こう綴られていた。
「カープキャンプとともにまちを元気に!」をテーマにまちづくりを行っている油津商店街の木藤です。前回のキャンプ時には取材いただきありがとうございました。 今年は残念ながら日本一を逃しましたが、来年こそは!という気持ちのもと、以下のようなPJを立ち上げました」
「日南・油津の市民が立ち上がって、カープ球団、JR九州が協力をしてくださったカタチです。ぜひひろスポ!さんからもカープを愛する皆様に発信いただけるとありがたいと思っています。そして来年の2月はぜひ油津に来て、ガッツリ取材いただければと思います。油津駅を日本一のカープ駅に!真っ赤なカープ色に染めて日南線を盛り上げたいと思います」
…ということで油津商店街から徒歩5分たらずのところにあるJR日南線油津駅が次のような”表情”に生まれ変わる。
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新しい油津カープ駅は、カープのキャンプインに合わせて2018年2月に完成する。
最初の週末となる2月4日(日)にオープニングセレモニーを開催する。JR宮崎駅から油津駅に「臨時チャーター便カープ列車」を走らせる準備も進められている。その名も「日本一のカープ駅”油津”号」。列車の内装もカープ一色に統一し、列車の先頭部分にはカープ仕様のヘッドマークも取り付けられる。
キャンプの時期は毎年盛り上がる油津駅だが、普段は閑散…。JR九州が公表する路線別の乗客数をみても日南線は下から数えたほうが早く、危機感を持つ日南市などが日南線の利用促進を街をあげて行っている中ではこのプロジェクトも大きな意味を持つ。
今回は、プロジェクトを推進するにあたって「日本一のカープ駅をつくろう会」が結成され、株式会社油津応援団取締役社長の黒田泰裕さんを中心に、現在はクラウドファンディングによる支援金集めにも力を入れている。
集められた支援金は、臨時便のチャーター費用、「日本一のカープ駅”油津”号」のヘッドマーク、列車の内装、駅舎デザイン代、郵便・通信代お返しの原価、等々に充てられる。
問い合わせは「日本一のカープ駅をつくろう会」事務局・田鹿(たじか)まで。tajika.tomoki@nichinan-marketing.com
「油津駅を日本一のカープ駅に!真っ赤なカープ色に染めて日南線を盛り上げたい」
クラウドファンディングFAAVO(ファーボ)
faavo.jp/miyazaki/project/2449
※クラウドファンディングFAAVO(ファーボ)は『地域の「らしさ」を誰もが楽しめる社会をつくる』のコンセプトを元に展開。地域を盛り上げるプロジェクトに特化した
クラウドファンディングネットワーク。
株式会社油津応援団
www.aburatsu-o.com/company/
ひろスポ!油津ギャラリー
自らがプロデュースした油津商店街の複合施設「油津Yotten(あぶらつ・よってん)でカウンターに立つ木藤さん
油津Yotten、あぶらつ食堂は2015年11月に誕生した
キャンプ期間中はたいへんな賑わい
視察団を2月にオープンしたfan! Sports Bar & HOSTELに案内する木藤さん(左端)
fan! Sports Bar & HOSTEL 交流スペース
2月には広島市の松井市長(右端)も視察した、その後方は永田雅紀広島市議会議長
油津商店街に続くリノベーションが予定される油津駅のプラットホーム