最後まで広島ドラゴンフライズらしく戦う、朝山正悟兼任ヘッドコーチ(トップ画像右)もメンバーも、そう決めている
広島ドラゴンフライズは3月3日、愛媛県の松山市総合コミュニティセンターで愛媛オレンジバイキングスと対戦。2000人近い声援が渦巻くアウェーの洗礼を受ける中、第3クォーターに朝山正悟兼任ヘッドコーチの奮闘などで32点を奪い、87-79で勝って借金1を帳消しにした。
最終クォーターで35点を奪われ大逆転負けを喫した前日の借りを、広島から駆け付けたブースターの声を追い風にしてきっちり返したかっこう。
これで広島ドラゴンフライズは40試合を消化して20勝20敗、B2西地区4位。
愛媛オレンジバイキングスは同じく23勝17敗で同3位。
B2レギュラーシーズンは60試合。広島ドラゴンフライズ、残すは20試合。
B1昇格を懸けたプレーオフ参戦争い、ワイルドカード(B2の3地区首位チームを除く残り15チーム中で勝率1位チーム)の順位で見ると…
28勝11敗で西地区2位の熊本ヴォルターズが28勝11敗の貯金17で頭3つ分も抜けている。広島ドラゴンフライズが残り20戦全勝でも熊本ヴォルターズが貯金を21に増やしたら届かない計算になる。
ワイルドカード争い2位は中地区の群馬クレインサンダーズで24勝15敗の貯金9。広島ドラゴンフライズとしては何としてもこのラインまで再浮上したいところ。それには連勝が不可欠だ。
広島ドラゴンフライズ、次節の相手はその熊本ヴォルターズ。3月10日(土)11日(日)、広島サンプラザホール、ファンは結集…
B2第21節 GAME2
広島ドラゴンフライズ87-79愛媛オレンジバイキングス
1Q:18-20
2Q:32-13
3Q:18-28
4Q:19-18
入場者数:1896人
シーズン成績:20勝20敗(B2西地区4位)
【スターター】
広島:#0ジャマリ・トレイラー、#5山田大治、#7坂田央、#11北川弘、#24田中成也
愛媛:#0楯 昌宗、#13俊野佳彦、#16笠原太志、#33俊野達彦、#42コナー・クリフォード
第1クォーター、18-20とビハインドの広島。第2クォーターを引っ張ったのは、兼任HCの朝山だった。
チャンスを逃さず3Pを放っていく。3P3本を含むこのクォーター11得点。さらにドリスドム。相手エース#11タプスコットに仕事をさせず、リバウンドに自ら絡んでファストブレイクで勢いをチームにもたらす。前半終了間際には、愛媛のスローインをトレイラーがスティールするとそのままダンク。松山まで駆けつけた広島ファンが一斉に湧いた。50-33。
第3クォーター。 愛媛#33俊野が3Pを決めると、タプスコットも続く。ここで北川が4ファウルとなり後半開始早々に交代を余儀なくされる。愛媛#0楯の3P、楯のスティールからタプスコットのファストブレイクと54-43と開始3分で愛媛は10得点。
広島はここでタイムアウト。その後、速いバスケットで点を取り合うも、愛媛は前日40得点のタプスコットが高確率で得点を決めて一時は点差が4点に…。粘る広島は68-61とリードを保ったまま最終クォーターへ持ち込み、#11タプスコットの猛チャージトレイラー、コッツァーのインサイド陣が封じて逃げ切った。
【主なスタッツ】
広島ドラゴンフライズ
◆得点
#2朝山正悟17点
#42ケビン・コッツァー16点
#0ジャマリ・トレイラー12点
◆リバウンド
#0ジャマリ・トレイラー10リバウンド
#42ケビン・コッツァー7リバウンド
#3テレンス・ドリスドム5リバウンド
愛媛オレンジバイキングス
◆得点
#11チェハーレス・タプスコット 32点
#13俊野佳彦11点
#16笠原太志11点
#33俊野達彦11点
◆リバウンド
#11チェハーレス・タプスコット7リバウンド
#28ニカ・ウィリアムズ6リバウンド
#16笠原太志5リバウンド
◆アシスト
#11チェハーレス・タプスコット6アシスト