3月31日現在、3P成功率46・9パーセントはB2ナンバーワンの朝山正悟兼任ヘッドコーチ(トップ画像)、その高いシュート力がチームを4連勝に導いた。
広島ドラゴンフライズは3月31日、福島県郡山市の郡山総合体育館でB2東地区2位の強敵、福島ファイヤーボンズと対戦、前半を36-51で折り返したが後半で反撃に転じて77-76のスコアで逆転勝ちした。
広島ドラゴンフライズの連勝は4に伸び、25勝23敗で貯金2。ワイルドカード争いでは5位まで順位を上げたが同首位の熊本ヴォルターズとはまだ5ゲーム差となっている。レギュラーシーズン、残りは12試合。
なお、入場者2535人は、郡山総合体育館のB2最多、かつ福島ファイヤーボンズ最多。
B2第26節 GAME1
広島ドラゴンフライズ77-76福島ファイヤーボンズ
1Q:17-30
2Q:19-21
3Q:22-13
4Q:19-12
入場者数:2535人
シーズン成績:25勝23敗(B2西地区4位)
【スターター】
広島:#0ジャマリ・トレイラー、#5山田大治、#7坂田央、#11北川弘、#24田中成也
福島:#1ソロモン・ アラビ、#5友利健哉、#9野上淳史、#21菅野翔太、#32武藤修平
水曜日のアウェーゲーム、バンビシャス奈良戦から中2日。ゲームは立ち上がり、福島は#2アラビがインサイドで存在感を発揮してリバウンドを制する。さらに福島#21菅野の3P、対する広島も田中が3Pを返すが、菅野が3Pをその後も2本、#2徳川の3Pで勢いに乗る。広島はターンオーバーも絡んで点差を開けられる。17-30。
第2クォーター。 替わって入った仲摩がいきなりアンスポーツマンライクファウルをとられる嫌な流れに。さらに福島#2徳川のスティールからの速攻を決められますます嫌な流れ…19-36となりタイムアウト。
その後も福島#23ジョーンズに簡単にレイアップにいかれるなどディフェンスでプレッシャーをかけられない。逆に福島のディフェンスは集中。#2徳川がもう1本スティールからファストブレイク。広島はゾーンで守るが、アウトサイドからのショット、さらにスティールからの速攻と完全に福島ペース。ここから広島はボールをコッツァーに集めて、ゴール下から攻める。これが決まって、コッツァーが得点をつないでいく。守ってもゾーンが機能してリズムが出てくる。36-47。
第3クォーター。 広島のオフェンスがここでやっとよみがえる。ビッグマンがタフにアタック。トレイラーはブロックショット。北川から坂田へのナイスアシストが流れを引き寄せ、ディフェンスでも前半以上に足が動くようになりプレッシャーをかける。
山田がインサイドでテクニックを見せ得点を挙げ53-58まで追い上げたが、ここで今度は北川がアンスポーツマンライクファウル。しかし流れを再度引き寄せるビッグプレイ。フリースロー後のディフェンスでトレイラーがスティールから走って豪快なダンクを叩き込んだ。これで追い上げムードに火が点いたかっこう。58-64。
8点を追い掛ける第4クォーター。 福島#5友利の3Pで先手を取られ、広島は朝山の3Pが決まらない。それでもドリスドムのリバウンド、個人技での得点で3点差に詰め寄る。いよいよ最終盤。コッツァーのインサイドで攻めて得点していくと、残り1:46で73-76。
このあとを執念で守り切り、オフェンスへ。田中、朝山の3Pは決まらない。だが、トレイラーがオフェンスリバウンドを拾う。そして3度目の正直で打った朝山の3Pが決まってついに同点。残り20.1秒…
続く福島のオフェンスで福島#8村上が痛恨のパスミス。残り4秒広島ボールに。そしてこの最後のオフェンスで朝山がフリースローをもらい残りは1秒…1本目を落ち着いて決めて、2本目を外しクロックを動かして熱戦に終止符。アウェーでの劇的な勝利を手にした。
【主なスタッツ】
広島ドラゴンフライズ
◆得点
#42ケビン・コッツァー 20点
◆リバウンド
#3テレンス・ドリスドム 9リバウンド
#0ジャマリ・トレイラー 8リバウンド
#1村上駿斗6リバウンド
◆アシスト
#11北川弘5アシスト
福島ファイヤーボンズ
◆得点
#1ソロモン・ アラビ 21点
#21菅野 翔太13点
#32武藤 修平11点
◆リバウンド
#1ソロモン・ アラビ12リバウンド
◆アシスト
#32武藤修平6アシスト
福島ファイヤーボンズ・森山知広HC
「非常に良い入りをしたが、後半足が止まり相手に追い上げられてしまった。ゲーム終盤のシチュエーションでターンオーバーになったが、あの場面でボールを保持して延長に出来ていればまた結果は違っていたと思う。そのような部分も含め修正し、全員で切り替えて明日に向け良い準備をしたい」