画像中央は横浜F・マリノス戦で「令和J初ゴール」の期待がかかる渡 大生(2019年5月2日撮影)
サンフレッチェ広島は5月3日の明治安田生命J1リーグ第10節、ホームゲームで横浜F・マリノスと対戦する。
サンフレッチェ広島は第6節で首位に立ったが第8節のFC東京戦に0-1で敗れて首位の座をFC東京に譲った。
さらに4月28日の第9節アウェー戦で名古屋グランパスにも0-1のスコアで敗れ、勝ち点17のまま3位に後退した。
横浜F・マリノスはここ5試合で2勝2分け1敗。勝ち点を15まで積み上げて8位。
ここ2試合、足踏み状態のサンフレッチェ広島・城福浩監督はこの現状を厳しく受け止め2日の前日練習のあと次のように話した。
「連敗しているので、我々が目標としているステージで戦うためには絶対に負けられない…」
「そして観に来た人がもう1回、誰かを誘って観に来たいとそういう試合をやりたいと思います」
大型連休最中の土曜日開催、午後2時キックオフで”令和初ゴール”も狙える注目の一戦、ワントップにはFC東京戦、名古屋グランパス戦に続いて渡 大生が入ることが濃厚。また、連敗中のチームの起爆剤を期待されて稲垣祥が今季初の先発メンバーとして川辺駿とボランチを組むことになりそう。
チーム内の”競争力”を維持し続けることは、昨季、途中からチームが息切れしたことへの反省と悔しさの裏返しでもある。
GK大迫敬介、3センターバックの佐々木翔、吉野恭平、野上結貴は固定する一方でワントップとボランチを担う人材にはオプションを用意する。今季のサンフレッチェのセンターラインはグラデ―ションのかかった紫色に…その狙いについて城福浩監督は次のように説明する。
「我々はとにかく、練習場で結果を出した選手が試合に出て行くというところだけは崩さないようにしたい。1回2回調子いい、じゃなくてやり続けている選手にチャンスを与えたい思いがあります。高いレベルの競争の中で結果を出していく、その繰り返し。新しい組み合わせの良さを出させてあげることが、チーム力の向上になるかなと思います」
「ちょっと表現は悪いのですが、何となくやるのではなくて、与えられた時間を出し切るんだと。そこに陰りが見えたらポジションはないとみんなが感じながらやることが大事。競争に勝ってピッチに立つ意味、責任とかそういうことを感じながらやる循環になればいいなと思います」