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2019年09月10日
編集部

バティスタ帰国…けっきょくドーピング検査陽性反応発表のあと一度も姿を見せず、気になるスポーツ報知の見出しのつけ方、そしてエルドレッド氏の「無限のパワー」再点火

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画像はチームに新風を吹き込んだバティスタ、もうこういう場面も見られなくなってしまうのか…

広島は9月10日、ザビエル・バティスタ外野手がドミニカ共和国へ帰国したと発表した。

広島が同選手のドーピング検査陽性反応を発表したのは8月17日。その日に自宅謹慎となり報道陣、メディアの前から姿を消した。その後、球団を通じてのコメントは発表されたが、ファンにその姿を見せないまま、また自分の口でこの事件を語ることもないまま日本をあとにした。

9日午後9時以降、スポーツ各紙は一斉にこの件を報じたが、スポーツ報知の見出しの取り方が目を引く。

スポーツ報知の見出し

【広島】バティスタの来季契約白紙…鈴木本部長「するかしないか分からない」

 

例えば日刊スポーツは…

広島バティスタ帰国 3年残す契約も未定と伝達

…となっている。

 

「   」(かぎかっこ)を使っているのはスポーツ報知だけ。「   」には事実を強調する意味が込められている。

 

9月3日、広島がバティスタ選手を2020年3月2日まで6カ月間の出場停止処分を科すと発表した際にも、スポーツ報知はやはり次の見出しを取っている。

バティスタが陽性反応後も試合に出続けた理由 鈴木球団本部長「出場停止で名誉を傷つけるわけにはいかない」

ひろスポ!でもすでに紹介したが、この「名誉」発言にはネット上でも厳しい声が飛び交うこととなり、様々なメディアがそこに突っ込みを入れている。

鈴木球団本部長は9月3日の時点では「一生懸命努力した選手。人柄もいいしトラブルもない。どうするかは今後考えていく」と話していた。

それが今回は「するかしないかわからない」に変った。この流れは普通、「しない」であり、そうでなければ「する」と決めた上での煙幕。そのどちらかだ。

いずれにせよ、広島としてはバティスタに代わるような(ひろスポ!ではゲッター(神々)と呼ばせていただいていた)長距離砲を探す作業にも着手する必要がある。

その特命を受けるのは先ごろ駐米スカウト着任が決まったブラッド・エルドレッド氏だ。昨季、バティスタの台頭で一軍を押し出されスイッチがオフになたった「無限のパワー」は、バティスタの出場停止処分という皮肉な形で再点火する。(ひろスタ!特命取材班)

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