画像はお立ち台の3人、左から大瀬良、西川、小園
9月10日 ○3-0 中日、マツダスタジアム
通算67勝63敗3分け(首位・巨人まで5差、2位DeNAに0差の3位)
18時開始・2時間36分・3万1369人
相手先発 梅津●7回6安打3失点
本塁打 西川16号①、小園4号②
一番センター西川
二番セカンド菊池涼
三番ライト鈴木
四番ファースト誠也
五番レフト長野
六番サード安部
七番キャッチャー會澤
八番ショート小園
九番ピッチャー大瀬良○(24試合11勝8敗)8回116球6安打無失点
フランスアS(61試合6勝6敗12S)
6連勝の勢いでマツダスタジアムに乗り込んできた中日を広島が返り討ちにした。中日はこれでマツダスタジアム8戦8敗。
広島先発の大瀬良はここ3試合で首を傾げたくなるような投球が続いていたが「初心に帰ってしっかり腕を振り」8回を零封した。
大瀬良は今季、マツダスタジアムで中日打線に対して…
4月25日…7安打完封。
5月22日…3安打1失点完投。
…と抜群の相性だったことも追い風になったに違いない。
ただし、この日はバックの守りにも救われた。際どいタイミングのものも含めて四、七、八回に併殺網に福田、平田、大島を引っかけることに成功した。
0-1の七回には先頭・ビシエドの強烈なライナーをショート・小園が好捕。3点にリードを広げた直後の八回には無死一塁から右中間に飛んだ代打・堂上の大きな当たりをセンター・西川が一直線に追いかけグラブの網にひっかけた。
この二人はバットでも秀逸なひと振りを披露した。
西川は三回、バックスクリーン右に先制ソロ。初回の第1打席ではあっさり空振り三振に倒れたがここは初球の真っ直ぐを背筋を使ったスイングでとらえて見せた。
打ったのは144キロの真っ直ぐ高目。第1打席で2度見た真っ直ぐ、”天才”打法においては3度目の正直などたやすいことなのだろう。
打たれた梅津は、まだこの時点では余裕すらあり気だった。この試合の前までデビューから3戦3勝の大注目の大卒ルーキーはその後も牽制で一走を刺したり、長野を3球三振に仕留めたりと抜群のマウンドさばきを見せていた。
しかし七回にその顔から血の気が失せ、新人の史上初の4戦4勝はならなかった。
打ったのは”また”小園。9月7日の阪神戦(マツダ)で広島では1950年の紺田周三以来2人目の高卒新人3号を西から放って満員のスタンドを歓喜させたが、今度は大卒vs高卒ルーキー対決でライトスタンドに2ランを叩き込んだ。
こちらも第1、第2打席で打ちとられていたフォークを力強く振り切った。
高卒4発の球団新記録。その可能性は開幕前に十分あり、とは見られていたが、数字だけではなく、攻守両面でのその内容もまた”球団新記録”なのかもしれない。(ひろスポ!・田辺一球)
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