画像は、年間指定席購入者に再配布されたチケットで入場したファンだけがスタンドに散らばるマツダスタジアム
阪神は7月23日、販売を見合わせていた8月1日から6日の甲子園で開催予定の入場券の販売再開を発表した。
ファンクラブ会員への先行販売は7月25日から、一般販売は7月28日から。
当初、甲子園では8月から1試合の入場者数を1万8000人と予定していた。しかし、この日のプロ野球実行委員会で現行の5000人上限を8月末まで継続することが決まった。
ソフトバンクはこの日、発売済みの8月1日以降のペイペイドーム開催分チケットについて、シーズンシートを除いて払い戻し対応することを発表した。
西武はすでに22日、メットライフドームで8月11日から16日まである楽天との6試合と、8月26日から27日までの日本ハムとの3試合について、1試合あたり5000席分を上限に販売することを発表している。
広島は7月にマツダスタジアムで開催される計9試合について、上限の5000席すべてを、年間指定席購入者のみを対象に、密を避けるための新たな席のチケットの再配布で対応してきた。
8月のマツダスタジアム開催分についてもすでに全15試合分の「仮の座席」チケットを年間指定席購入者に送付済。
年間指定席購入者は8000から9000人いるとされる。
広島の鈴木清明球団本部長は8月も5000人上限の入場制限が続くことに関して「決められたとおりやっていくしかない。その中で最大限努力してやっていくしかない」とコメントしたが、それはどういうことを指すのか?
「最大限努力」するのは全12球団ともそうだろうが、年間指定席購入者とその関係者しか入れていないのはマツダスタジアムだけ。3月早々に購入したマツダスタジアムの8月開催分チケットを大事にキープして「旅行の準備」(都内のカープファン)など進めてきた人たちはどうなる?
だが、新型コロナウイルス感染拡大の第2波が全国的にも懸念され、広島県内でも広島市やクラスターが発生中の福山市などで連日新たな感染者が確認されている。
この状況が続けば例え秋口になっても大きな改善が見込まれないかもしれない。そうなれば5000人上限がもういっぱい、いっぱいかも…
8月のチケット扱いについては各球団ともHPで情報を積極的に更新している。それはファンファーストの視点からすれば当然のこと。しかし広島球団は7月24日午後1時現在、関連情報を更新していない。
広スタ特命取材班