地元広島からWEリーグに参戦する左山桃子(画像)
サンフレッチェ広島は1月12日、女子プロチーム(呼称未発表)に静岡SSUアスレジーナよりDF左山桃子が完全移籍で加入したと発表した。
左山は広島県広島市出身。兄ふたりは、ともに観音高校で活躍。それぞれ2005年度全国高校サッカー選手権ベスト8と2006年インターハイ初優勝。
これで8日に加入が発表されたFW齋原みず稀に続いて、サンフレッチェ広島女子は、地元出身選手が二人となった。
中学まで地元で活動した左山は、女子サッカーの名門、藤枝順心へ進学した。同校はこの10日に高校日本一となったばかり。しかもここ6年で4度の優勝を誇る。
(WEリーグ参戦でサッカー女子の街を目指す広島においても、県内勢がそう遠くない未来に藤枝順心と渡り合えるような地力をつけることが求められる)
2010年には静岡産業大学へ進み、静岡産業大学磐田ボニータ(当時、なでしこリーグのチャレンジリーグWEST所属)でも活動。大学4年間での年代別代表での活躍も目覚ましく、同年U-19日本女子代表に選出されると、2011年のAFC U−19女子選手権で優勝。
同年の第26回ユニバーシアード深圳大会の代表にも選ばれ全6試合に出場して準優勝。大学4年時(2013年)にはユニバーに加えてU−23日本女子代表入りして、東アジア競技大会に出場した。その実力とルックスで早くから注目される存在に。
2014年、アルビレックス新潟レディースに加入後、なでしこリーグ1部で6シーズンを戦い、2020年に静岡SSUアスレジーナ(なでしこリーグ3部にあたるチャレンジリーグ)に移籍した。
アルビレックス新潟レディースでは主にセンターバックとして活躍したが、静岡SSUアスレジーナではFW登録された。長身を生かしての空中戦が武器、ゼロからクラブ史を紡いでいく広島ではどんな役どころを任されるのか…
左山桃子(さやま・ももこ)
■生年月日 1992年2月19日(28歳)
■身長/体重 167cm/54kg
■サッカー歴
藤の木JFC(広島市佐伯区)⇒ 広島フジタレディース ⇒ 藤枝順心高等学校 ⇒ 静岡産業大学磐田ボニータ ⇒ アルビレックス新潟レディース ⇒ 静岡SSUアスレジーナ
左山桃子選手コメント
広島出身の選手として、サンフレッチェ広島の女子プロチームの一員になり、新しい歴史を闘えることを心からうれしく思います。これまで私がサッカー人生で学んだすべてをチームのために出し、このチームと成長していきたいと思います。応援よろしくお願いします。