コロナでオールスターゲームも中止のBリーグ、感染者9名の広島ドラゴンフライズは全員が療養期間などを終え、一部除く全スタッフリモートワークに切り替え
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新型コロナウイルス感染者9名が発表されていた広島ドラゴンフライズでは1月13午前、新型コロナウイルス感染症陽性判定者の療養期間終了とリモートワーク開始について発表した。
広島ドラゴンフライズでは2020年12月11日、クラブ従業員の同居家族に新型コロナウイルス陽性判定者が確認され、同従業員が濃厚接触者となったことを明らかにした。
その後、フロントスタッフ8名とチームスタッフ1名の計9名の感染が12月30日までに確認された。
厳しい状況の中、1月2日、3日の秋田ノーザンハピネッツ戦(エフピコアリーナふくやま)では感染防止策を徹底して開催にこぎ着けた。また、試合日までに全フロントスタッフ並びに接触のあった選手とチームスタッフのPCR検査を実施して陰性判定の担当者のみで試合運営に当たった。
加えて試合後にはBリーグの第9回統一検査を秋田ノーザンハピネッツと併せて全選手・チームスタッフが受け、全員の陰性が確認された。
こうした経緯を踏まえながら1月11日までに感染者9名の広島市保健所の指導に基づく療養期間が終了して現場に復帰した。加えて濃厚接触者と保健所から判断されたフロントスタッフ、チームスタッフも待機措置を同日までに終えた。
このため12月28日から閉鎖していたクラブオフィスと併設のクラブショップは1月12日より再開された。同時に感染リスクを軽減するため、自宅勤務が不可能な部署の常勤スタッフを除く全フロントスタッフのリモートワークも開始した。
選手とチームスタッフについては、Bリーグの方針に従って体調管理と感染予防策を徹底する、とした。
Bリーグは1月5日を最後に中断期間に入っており、広島ドラゴンフライズは1月23日のアウェー戦(三遠ネオフェニックス戦)からのリスタートとなる。
なお、1月15日、16日に予定されていたBリーグオールスターゲームは1月9日、中止が決まった。理由は、会場の仇ストリアみとアリーナのある茨城県水戸市でのコロナ感染状況悪化のため。
この件で会見した島田慎二チェアマンは「あくまでもリーグ戦を最後まで続行するために、我々の出来得るベストを尽くしていくことをお約束したいと思います。感染防止対策を行い、選手、ファンの皆様の安全を第一に考えながらも、強い意志を持ってリーグ戦を続行していくために、精一杯務めて参ります」とコメントしている。