画像はマツダスタジアムライトスタンドから見た田中将のピッチング
6月5日 ●3-7 楽天 マツダスタジアム
通算18勝25敗6分け
4位中日まで3差の5位、首位阪神まで最大11差は変わらず
14時開始・3時間19分、16,231人(緊急事態宣言下)
相手先発 田中将6回8安打3失点
本塁打 宇草1号①、林2号①
抹消 中村祐、中崎
登録 森下、島内
一番セカンド菊池涼
二番ショート小園
三番キャッチャー坂倉
四番レフト西川
五番サード林
六番ライト宇草
七番ファーストクロン
八番センター野間
九番ピッチャー森下6回3分の1、100球4安打3失点(自責3)
森浦
塹江
中田
島内
日米通算179勝の楽天田中将は2011年6月15日以来のマツダスタジアム登板。前回は3安打完封勝利だった。ただし、この時とこの日のスタメンを見比べると”全変え”。
10年の歳月が流れて、どうか?
結果は田中将、6回8安打3失点。
広島打線は前日の三番から一番に菊池涼を戻し、三番には坂倉。初回、菊池涼と小園の連打で作った無死一、三塁で坂倉が同点犠飛。二回には2日続けて五番に入った林が、六回には同じく六番宇草が田中将から思い出に残るソロを放った。
広島先発の森下は、チーム内クラスター発生における濃厚接触者となり5月22日から6月3日まで隔離された。4日にチームに合流、即先発。それでも六回まで1失点、七回一死二、三塁で森浦の救援を仰いだ。
その森浦。小深田の二ゴロで1点差に詰め寄られ、鈴木大にも右前打され3対3振り出しに。
八回の塹江も先頭の島内に勝ち越しソロを許すと、さらに連打と自らのバント処理エラーで無死満塁のピンチを招き、大田、村林の八、九番に連続初球スクイズを決められ2度目は自身のエラーもあって3走者すべてをホームに還した。
小深田、鈴木大に始まり、島内、岡島とたて続けに左対左で痛打された挙句、屈辱的な連続スクイズ+2失策。
しかも塹江は島内、岡島には2球目を痛打され、内田には初球を左前打されたあといずれも初球でバントとスクイズを決められた。自分のことにだけしか必死になれない精神状態を、ヤクルトと西武時代に5度日本一になった石井兼任監督に見透かされていないか?
この日の観衆は16,231人で、緊急事態宣言発出以来、6試合目にして初の16,000人台回復も。「マーくん」対決が見ごたえ十分だった分、主役ふたりが舞台を去ったあとはカープファンにとって見るも悲惨な結末となった。(ひろスポ!・田辺一球)