阪神、中日相手に3連続完封負けの広島、クロン”ミクロン”で外国人選手の”格差”浮き彫り、東京五輪金メダルも宝の持ち腐れになりかねない危機的状況

画像はクロンじゃなくて”ミクロン”だった期待の大砲

８月18 日　●０－３　中日　バンテリンドームナゴヤ
通算31勝46敗10分け
３位ヤクルトまで13差の５位、首位阪神まで16・５差
17時45分開始・２時間27分、9,581人（まん延防止等重点措置下）
相手先発　松葉〇５回３分の２、１安打無失点
本塁打　－
登録　玉村

一番センター野間
二番セカンド菊池涼
三番ショート小園
四番ライト鈴木誠
五番キャッチャー坂倉
六番レフト長野
七番ファースト林
八番サード上本
九番ピッチャー玉村●（９試合２勝４敗）６回86球４安打３失点（自責３）
高橋樹
コルニエル

広島は今季２度目の３試合連続完封負け。前夜の森下に続き、6回３失点の玉村の好投を生かせなかった。

これで東京五輪明け５試合のスコアと勝敗は…

阪神戦
〇９－３
●３－９
●０－３

中日戦
●０－３
●０－３

…と判で押したよう。

東京五輪金メダルを引き寄せた栗林の出番がぜんぜんない。まさに宝の持ち腐れ。

金メダルで言えば菊池涼の打撃不振も深刻だ。五輪明け、心機一転臨んだはずだが５試合とも二番でスタメン出場して15打数１安打。

ジャパンの四番鈴木誠の方は五回、それまで45球パーフェクトピッチングだった松葉から中前打を放つとすかさず二盗。坂倉の一ゴロで三進して長野の一ゴロでホームに滑り込んだがタッチアウトとなった。

さらに六回。二死から野間死球、菊池涼と小園連続四球で無死満塁の場面では二番手田島の前に三ゴロに終わった。この日、27歳となった四番にますます重圧がのしかかる。

けっきょく広島打線はわずか１安打。これでジャスト30イニング連続無得点。

今季の広島はすでに４月11日巨人戦（マツダ）、14日・15日阪神戦（甲子園）で３試合連続完封負けを一度経験している。

この時は31イニング無得点で迎えた16日の中日戦（バンテリンドームナゴヤ）で初回、松葉から菊池涼が先頭打者アーチを放ち、ピリオドを打っている。

広島が低迷する主な理由はマツダスタジアムクラスター発生時の交流戦”突撃”であり、この間に借金が13まで膨れ上がりそのあと最多で16まで達した。

細かい原因を見て行くといろいろあるが、クロンが”ミクロン”並み（エキシビションマッチでのテスト起用に不合格で二軍調整続行…）だったため、打線の”火力”が弱過ぎるのもまた事実。

あっという間の４連敗、その中で京セラドームではサンズに２打席連続の一発を許し、アルカンタラには２試合続けて抑えられ、バンテリンドームナゴヤでは２試合続けてR・マルティナスにセーブシチュエーションで抑えられ、森下はA・マルティナスに適時打され、玉村はビシエドに先制２ランを許した。

DeNAがお付き合いで負けてくれているから５位にはいるものの、実質上は最下位長期低迷の危機的状況で、勝率４割さえ危うくなっている。（ひろスポ！・田辺一球）

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