画像は鈴木誠と坂倉
10月12日 〇3―0DeNA マツダスタジアム
通算56勝65敗11分け
4位変わらず3位巨人まで5差、首位ヤクルトまで15・5差
18時開始・2時間51分、11,260人(広島県集中対策期間)
相手先発 東●7回5安打1失点
本塁打 鈴木誠34号②
一番センター宇草
二番ショート小園
三番レフト西川
四番ライト鈴木誠
五番キャッチャー坂倉
六番セカンド菊池涼
七番サード上本
八番ファースト林
九番ピッチャー九里〇(22試合12勝7敗)7回100球1安打無失点
島内H
バードH
栗林S(48試合1勝32S)
4投手リレーでDeNA打線を2安打に抑えた広島は6連勝。チームの借金がおよそ4カ月ぶりに一桁になった。
広島は佐々岡監督1年目の昨季も昨年も10月に入った段階で借金13だったのに、それが1カ月ちょっとで最終的には借金4まで回復した。昨季終盤、10月半ばからのラスト21試合でクオリティスタート成功は19回。失敗したのは薮田が投げた2試合だけ。
メンツは変わったが、今季もまた先発陣が9月20日以降、この日までの20試合でクオリティスタート成功17度。こんなんなら早くして!とファンは思うだろうが、マツダスタジアムクラスター発生と同時に交流戦に突入…という厳しい現実がそこにはある。そこを無視して今季の広島を振り返る記事をよく見かけるのは残念なこと、ではある。
中5日“緊急登板”の九里は坂倉とのコンビで3試合連続クオリティスタート成功、そして3連勝。この日、やはり7回を投げ勝ち投手になった阪神青柳と並んでハーラートップタイとなり、今後の展開が注目される。
その坂倉。バットの方では4の0で連続安打が12試合でストップ。打率・319で2位に後退した。先制打とダメ押し34号2ランひとりで3打点の鈴木誠が・322でチップ返り咲き。しかしお立ち台では首位打者について聞かれると「坂倉さんが取ってもらえるのがいいなと思うので…」と誠也節。ただし、これは大いに本音の部分でもあるのではないか?
必死で日本の四番のあとを打つ後輩に今、この大切な時期にどんなことを伝えることができるのか…。3位につけるDeNA桑原も・316で粘る。残り11試合。鈴木誠と坂倉の挑戦は続く。(ひろスポ!・田辺一球)