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2021年10月13日
編集部

床田五回に7失点は、コロナ集中対策期終了前の、広島の空からの”涙雨”

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床田
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画像は床田

 

10月13日 ●3―9DeNA マツダスタジアム
通算56勝66敗11分け
4位変わらず3位巨人まで5・5差、首位ヤクルトまで16・5差
18時開始・3時間25分、12,438人(広島県集中対策期間)
相手先発 大貫4回6安打3失点
本塁打 -

 

一番センター宇草
二番ショート小園
三番レフト西川
四番ライト鈴木誠
五番ファースト坂倉
六番セカンド菊池涼
七番サード林
八番キャッチャー曾澤
九番ピッチャー床田●(15試合5勝4敗)4回3分の2、94球8安打7失点(自責7)
菊池保
コルニエル
ケムナ

 

広島先発の床田は、二軍再調整を経て一軍復帰した8月29日の阪神戦(マツダスタジアム)から6試合連続でクオリティスタートに成功!その間4勝1敗で来季へ向けての明るい材料のひとつとなりつつあった。

 

 

この日も四回を終わって3対0、床田のQS濃厚…という中にあって突然、雨が落ちて来た。

 

 

過去、様々な”外的要因”が巡り巡ってグラウンドに見えない力をもたらし、広島の先発陣が投げる時にだけ雨が強くなる珍現象を何度も見てきた。今回もまさにそう。しかもDeNAの攻撃は救援した菊池保の分も合わせて延々26分にも及び、床田が要した球数は打者10人に対して41。けっきょく1イニング7失点となり、チームの連勝は6でストップした。残り試合とゲーム差を考えれば、3位巨人の上を行くことはもう難しい状況だ。

 

 

“もちろん”雨はほどなく上がってしまった…

 

 

広島はこれで残り10試合。マツダスタジアムではあと5試合。だが、この日の負けで借金はまた二桁に戻り、全勝でも勝率5割。

 

 

さらにマツダスタジアムで全勝してもホームゲームの成績は32勝37敗7分けとなり、佐々岡カープは2年連続負け越しとなった。それって、かつてのマツダスタジアムの在りようからは、考えられないことだ。

 

 

では佐々岡監督に全責任があるのか?そうじゃないだろう。

 

 

あす14日で広島県の新型コロナウイルス集中対策期間も終了するが、広島球団は緊急事態宣言発出中も、まん延防止等重点措置発出中も、新型コロナウイルス禍による入場券払い戻しを行いながら、その事実を一度も公式には発表しなかった。

 

 

他球団とは異なり、広島の場合は開幕前の3月11日、公式戦全チケットを完売している。このやり方では当然、コロナ禍における予定変更が問題になる。広島球団の対応は昨季もファンファーストとはとても言えない対応に終始した。今年も一部改善されたものの根本的にはいっしょ…

 

 

球団経営面においては2年連続の巨額赤字は避けられない状況ではあるが、条件はどの球団も変わらない。懸命に歯を食いしばって投げる床田の顔を濡らしたのは、広島の空からの涙雨…ということになる。(ひろスポ!・田辺一球)

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