広島はキャンプ3度目となる紅白戦を2月14日、日南・天福球場で行った。
紅組先発の大瀬良は2回を投げ無安打1四球2三振。球に力があり、昨年の新人王右腕に2年目のジンクスの心配はなさそうだ。
白組先発の野村祐輔も初回は13球で3者凡退。二回も先頭のグスマンを簡単に打ちとった。しかし好投する右腕の前に古巣復帰でレギュラー奪取に燃える新井貴浩立ちはだかった。
二回、ボールカウント1-2と追い込まれながらもストレートを完璧にとらえ、左中間フェンスを楽々越える先制大アーチ。
新井は四回の第2打席でも今村からあわや2打席連発となる強烈な打球…、ラインドライブがかかって左翼金網を直撃する二塁打となり、そのあと二ゴロで三塁からイッキに本塁を陥れる好走塁も見せスタンドを埋めたファンから何度も歓声があがった。
「初めての実戦で思ったより体が反応しました。たくさんの応援をもらってほんとうに嬉しかったです」
ぎっしり埋まったスタンドから何度も歓声があがった
ファーストのポジションを争うグスマンは三ゴロと左翼フェンス直撃二塁打、昨季、四番を打ったエルドレッドは見逃し三振と中前打、サードのポジションを争う堂林は投ゴロ併殺打とシングルヒット2本だった。
また、ドラフト1位の野間峻祥が永川から見事な右中間二塁打を放ち、ライトのポジションを野間と争う鈴木誠也も4の2打点2と気を吐いた。