福山シティFC、新加入12選手と上野展裕新監督が会見、「石にかじりついてでも昇格します！」

ピックアップ

2023年01月17日: 編集部

画像は会見を終え岡本佳大代表と握手する上野展裕監督（右）

福山シティフットボールクラブは１月17日、福山市紅葉町のせとうちTech LABで、新たにチームを指揮する上野展裕監督と新加入選手12名を迎えての新体制発表会を開催した。

Jリーグ昇格を目指して２０２０年シーズンから３年間チームを率いてきた小谷野拓夢監督の退任が発表されたのは２０２２年11月21日。続いて年明け１月５日に上野展裕監督の就任が発表されこの日の会見に至った。

同時に昨季の所属選手29名の過半数となる15名がチームから離れ、新たに大卒新人２名を含む12名が新メンバーとして会見に顔を揃えた。

新メンバーの前所属先は”格上”のJFLが２名、J３が２名。”同格”の地域リーグからが５名。年齢では25歳までが10人、30歳代はひとり。

会見では全12選手が新天地に懸ける思いを漢字一文字で色紙に綴り抱負を述べた。

福山シティFC、新加入選手（背番号順）
（背番号・名前・身長と体重・誕生日・前所属チームと所属リーグ昨季順位・漢字一文字）
２DF二宮和輝 177/72、2000年２月22日、FCマルヤス岡崎（JFL５位）昇
15MF澤島輝 180/70、1998年４月24日、FC神楽しまね（JFL12位）輝
16FW高橋佳 174/70、1996年8月29日、ブランデュー弘前FC（東北L２位）射
17MF角田薫平 180/70、1999年５月8日、アルビレックス新潟S(SL）進
21GK宮﨑浩太郎 182 /80、1999年６月25日、FC刈谷（東海L優勝）続
22DF片山修 179/65、1997年８月25日、ブランデュー弘前FC（東北L２位）挑
26DF大野榛里 188/83、2002年９月26日、レイジェンド滋賀FC（関西L５位）挑
29FW大久保龍一、184/84 、2000年９月18日、立命館大学勝
31GK村田要、187 /82 、2000年12月30日、阪南大学闘
36MF三村真、167/60、1989年３月30日、テゲバジャーロ宮崎（J３・９位）挑
38MF西田憲誌朗 170/58、1998年１月20日、FCバレイン下関（中国L２位）上
40DF本石捺 180/74、1999年２月3日、FC岐阜（J３・13位）魂

※東北L、東海L、関西L、中国LはJFLの下に位置する地域リーグで福山シティFCも中国L
※アルビレックス新潟Sはシンガポールリーグ
※本石捺は２０２２年、期限付き移籍先の高知ユナイテッド（JFL11位）でプレー

ガッツポーズで記念撮影

会見ではまず岡本佳大代表がクラブとしての振り返りと今季に向けての強化方針をスクリーンに資料を示しながら発表、説明した。

小谷野拓夢前監督の下での３シーズンとクラブの運営状況を振り返った結果、「クラブのゲームモデルフレームは不変」で「そこから導き出すプレースタイル、攻守において主導権を握るサッカーも不変」とした上で「難しい試合を勝ち切る勝者のメンタリティー」を新戦力、上野展裕新監督の手腕で積み上げていく、という。

目指すは、２０２２年11月に１次リーグで敗退するという辛酸を舐めたJFL昇格への最終関門、地域チャンピオンズリーグ突破…

続いて上野展裕新監督と選手12名が会見場に入り、あいさつ。その後、メディアの質問に答えた。

上野展裕監督の話

「このたび福山シティFCの監督に就任しました上野です。広島県が誇る備後に福山もあり、その地から新たなサッカーの歴史が始まる思うとワクワクします。”鬼日向”の名に恥じない戦いをして、日本一きれいなバラを咲かせるために福山のみなさん、一緒に歩んでいきましょう」

※鬼日向…福山藩初代藩主、水野勝成は、織田家、豊臣家、徳川家に仕える中で、大坂の陣などで数々の武功を挙げ「鬼日向」とも呼ばれた。

没1564〜1651（永禄7〜慶安4）年。三河国（愛知県）刈谷の領主・水野忠重の長男で、徳川家康のいとこ。織田家、豊臣家、徳川家に仕える。小牧・長久手の戦い、大坂の陣などで数々の武功を挙げ、「鬼日向」とも呼ばれた。

「隣に座られている岡本代表と、どんなサッカーを目指すのかというところで意気投合しました。今の勝負にこだわって、伸びていくサッカー。チームもクラブも発展していく、そのビジョンが素晴らしいと思いました。」

「（昨季は）とてもいいチームだと思いましたが少しもったいなかったなと…。もう少し、プレスがあれば上に行くことができたのにと思いました。私はまず守備、プレスをしっかりやってその上で攻撃連係を注入していきたいと思います」

「全員攻撃、全員守備。サッカーは守備、攻撃が両方あります。例えば点をやらないサッカー、点を取るサッカーがあるとして、最終的に点をやらないサッカーは引き分け止まりです。点を取るサッカーは最終的には勝ちにつながります。私は勝ちにつなげていきたいですし、いつも攻める心を旗印に選手たちとチームを作っていきたいと思います」

「地域の方に応援していただいているという気持ちをいつも忘れずに、目標に向かってやり続けることが必要だと思います」

「第１目標は昇格です。勝ちにこだわっていきます。石にかじりついてでも昇格します！」

シェアしてお友達にもこのニュースを教えよう！

ひろスポ！の情報を逃さずチェック！: ※SSL暗号化通信で登録します。
※メルマガはいつでも解除出来ます。