画像はマツダスタジアムでロングティ中の西川、後方は菊池
4月30日 〇11-4 巨人6回戦(東京ドーム)
通算24試合12勝12敗(首位DeNAまで4・5差変わらず、2位阪神まで1・5差の3位変わらず)
14時開始・3時間27分、40,374人
相手先発 ビーディ●3回2/3、8安打5失点
広島本塁打 上本1号①、秋山2号①、マクブルーム2号③、磯村1号①
一番セカンド菊池
二番センター西川
三番ライト秋山
四番ファーストマクブルーム
五番レフト松山
六番サードデビッドソン
七番キャッチャー曾澤
八番ショート上本
九番ピッチャーアンダーソン〇(2試合1勝)5回93球6安打3失点(自責3)
ケムナ
大道
アドゥワ
開幕から1カ月、新井監督が初めて開幕から固定していた秋山、マクブルーム、西川のクリーンアップを“いじった”ら4本塁打を含む今季最多の14安打11得点で巨人を圧倒した。
開幕3連戦の神宮で3連敗を喫した広島にとっては関東地区での6戦目で初勝利。勝率5割へ戻して5月を迎えることに成功した。
アンダーソン、ビーディの両先発だから打撃戦は覚悟の上。しかも前日、原巨人にサヨナラ勝ちをプレゼントした栗林をベンチ外とした広島首脳陣は、得点力アップを目指して前日まで打率・315(リーグ8位)、出塁率・330(同12位)の菊池は一番に固定したまま、打率・298(同11位)、出塁率・326(同17位)の西川を五番から二番に繰り上げた。
打率・404(同2位)、出塁率・442(同3位)、得点圏打率も・357で同6位の秋山は三番固定。四番マクブルームは左右のバランスからも固定。
五番には代打でチームの勝利に貢献してきた松山を組み込み、打撃不調の野間をベンチスタートにした。
するといきなり初回には西川が三塁線を抜くヒットで出てマクブルームも中前打で続き二死一、三塁。松山の一、二塁間の当たりが適時内野安打になった。
1対1同点の二回には4試合連続でショートスタメンの上本が1号ソロ。三回には先頭の秋山がバックスクリーン左へ2号ソロ。四回には二死満塁とビーディを攻めつけ、救援した代木から西川が左中間に2点適時二塁打。左対左の対戦でも自在にバットを操る西川には関係なし、インローの難しい球もスムーズに逆方向へ打ち返した。
5対3で迎えた六回にはさらに打線がつながった。
坂倉の左前打と上本の四球で無死一、二塁。アンダーソンの代打堂林がバントで送ると原監督は代木から田中豊にスイッチ。
菊池は倒れたが西川が四球を選んでまた満塁にして秋山がますは2点タイムリー。間髪入れずマクブルームがライトスタンドへ3ランを運んで10対3と試合を決めた。
敗れた巨人は11年ぶりに借金で4月を終えた。(ひろスポ!取材班&田辺一球)