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画像は如水館の四番・倉野尾祥太の力強いバッティング、打球はあっという間にレフト線へ、この日左越えソロも放ち４打数２安打、第4打席も”あわや”という大飛球だった

第１０５回全国高校野球選手権記念広島大会第４日（７月14日）

２回戦10試合が県内５球場であった。

＜バルコムBMW野球場＞
広島商８－１国泰寺（七回コールド）
西条農８－０観音（七回コールド）

昨夏の大会４強で優勝を狙う広島商は第３シードからコールド発進。12安打で８点を奪い3投手継投で国泰寺を1安打に抑えた。

西条農は8安打で7得点、投げては安廣宣葵（２年）が１０６球４安打完封と隙がない。

＜ぶんちゃんしまなみ球場＞
総合技術11－１大門（六回コールド）
尾道14－４廿日市西（六回コールド）

春の県大会で西条農に勝って２０１２年以来となる夏のシード権を獲得した総合技術が大門に貫録勝ち。11安打で10得点。効率のいい攻めが目立った。

１回戦で呉三津田を11－１と圧倒した尾道は２試合連続コールド勝ち。

＜鶴岡一人記念球場＞
呉港２－０山陽
瀬戸内10－３福山葦陽（八回コールド）

昨夏の大会ベスト８の呉港が、ノーシードからの勝ち上がりを狙っていた山陽と白熱した投手戦を演じた結果、初戦を突破した。両軍無得点で迎えた八回呉港は一死二塁のチャンス。ここで二番・大橋岳斗（3年）の一撃はランニングホームラン。山陽のエース内藤琉衣（３年）はひとりで１０６球を投げ切り許したヒットは4本だった。

初戦で東尾道に３―１で快勝した福山葦陽は、昨夏と春の県大会8強の瀬戸内から初回に2点を先制したがすぐに２対３と逆転を許し、二回にも4点を奪われて苦しくなった。それでも二番手で二回からマウンドに上がったエースナンバー黒木慎人（3年）は8安打を浴びながら１２１球を投げ切った。

＜みよし運動公園野球場＞
広陵９－０大竹（七回コールド）
三次18－因島（五回コールド）

全国制覇を目指す広陵は初回に１点、三回に２点、四回に5点、五回に1点。注目の真鍋慧（3年）は3打数２安打１打点。大竹は広陵の4投手の前に3安打に終わったが、エースの松島壮史（２年）はヒットは8本、柵越えゼロで１１９球完投！

三次は先発全員の14安打。部員10人の因島は二番・森岡秀智（２年）が唯一のヒットを放ち、最後にマウンドにも上がった。

府中東勝利も安打数は”大差なし”

油木の応援風景

＜エブリイ福山市民球場＞
府中東７－２油木
如水館８－１竹原

府中東は２年生バッテリーで快勝。1番をつける新垣拓実は10個の三振を奪い被安打６で１２９球完投。

昨夏ベスト16の如水館と、１回戦で同ベスト16同士の対戦（祇園北戦）をコールド勝ちして2回戦に進んだ竹原の一戦。

竹原を率いて４度目の夏となった迫田穆成監督にとっては、初めてとの古巣相手の一戦となったが、結果は１対８の完敗だった。

初回に１点を返した直後二回、さらに三回に１点ずつ失い序盤3回を終えて１対３になったこと、さらに５点差を追いかける五回、一死満塁のチャンスで四番寺戸暖がホームゲッツーに取られたことで反撃機を逸した。

県外からの選手が多数を占める如水館の打線は強力で、四番・倉野尾祥太（３年）は４打数２安打、文句なしのソロホームランを左越えに運んで見せた。

なお迫田穆成監督の下での竹原の夏の初戦は１年目の２０２０年（独自大会）が観音と対戦して０対８五回コールド負け、21年も観音と当たって九回に逆転され５対６惜敗、22年は千代田に15対１、五回コールド勝ち。この夏もコールド発進したが２回戦敗退となった。（ひろスポ！取材班）

試合後、整列する竹原ナイン

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