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2024年02月23日
編集部

新井監督の意図は?立浪ドラゴンズ相手に10対0オープン戦快勝発進のカープ、ひろスポ!だけ?が語る野球の真面目な話

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画像はAgreスタジアム北谷

 

中日-広島オープン戦(2月23日、Agreスタジアム北谷)

 

2月23日、NPBオープン戦がスタートした。沖縄セルラースタジアム那覇では巨人が阪神を迎えて9対4で勝った。

 

広島は北谷に乗り込み中日と対戦。こちらは10対0の圧勝となった。

 

メディアはおそらく広島では今、一番の注目株となっている田村俊介の活躍や、先発ローテ入りを目指して3回無安打ピッチングを披露した社会人2年目、益田武尚をクローズアップするだろう。

 

確かに田村俊介は新井カープ2年目の”目玉商品”になりつつある。

 

2月17日、チームにとって初めての対外試合となったロッテ戦(沖縄市・コザしんきんスタジアム)で初回にいきなり9年目右腕の東條大樹から右越え2ラン。翌18日の阪神との練習試合と21日のDeNAとの練習試合(いずれもコザしんきんスタジアム)では8打席で無安打2四球と当たりが止まったが、この日は初回に高橋宏斗から先制の適時三塁打をセンター右に放つと、その後も左前打、右飛、中飛、右前適時打と外野に弾き返し続けた。

 

DeNA戦でやや力みと引っ張りが目立ったスイングをすぐに修正。高橋宏斗のスプリットをケアしながらミートを心掛け、バットを内側から出す、センターから逆方向を意識する、最後には引っ張る。やろうとしているその意図が伝わってくる。

 

さらに三回、ドラフト5位、社会人ルーキー右腕の土生翔大と木下拓哉のバッテリーから二盗も決めてみせた。

 

広島首脳陣はこれで対外試合3試合連続で田村俊介を二番に固定してスタメン起用。そのうち5打席は走者のいる場面で迎えたが結果は5の2、2打点で、送りバントはゼロとなっている。

 

昨季は二番を固定できず、その中で野間峻祥が”送りバントをしない”二番としてチーム最多の82試合を任されたが、現状では田村俊介が”そこ”を試されている。

 

 

北谷での新井監督の収穫はしかしほかにもいろいろあった。

 

昨季は2度しか対戦しなかった高橋宏斗ではあるが、2022年シーズンにはチーム全体で63打数7安打、打率・111、25三振を喫した。スプリットに翻弄されがちな相手に2回で34球を投げさせ2安打1四球と攻めつけたのはプラス材料だろう。

 

打つ方ではスタメン一番出場でいきなりライトフェン直二塁打の田中広輔。さらには4の2、3打点の小園海斗。ふたりはキャンプでの打撃練習の成果がそのまま実戦打撃にも表れている。

 

3の2、2打点の坂倉のそうだ。一番の田中広輔は別にしても二番・田村俊介、三番・小園海斗、四番にジェイク・シャイナーを挟んで五番・坂倉将吾。西川龍馬の抜けた打線にあって、左がうまくつながっている。ちなみにこの試合14安打のうち11安打が左打者だった。

 

一方、七番レフトでスタメン出場の中村健人は五回の第3打席でチーム1号ソロ。2試合ぶりスタメン復帰の久保修も四球と死球のあと3打数で1二塁打。

 

久保修に加えて途中出場の林晃汰(3の1)や九番でスタメンの矢野雅哉もファウルで粘って簡単にはアウトにならなかった。

 

走塁面でも小園海斗、矢野雅哉、久保修が暴投の間に進塁に成功した。もしかしたら首脳陣はこの積極姿勢を一番喜んだのではないか?

 

20日にコザしんきんスタジアムで行われたシート打撃では「ワンアウト一塁」のシチュエーションが多く、投球がワンバウンドした際には一塁ランナーはすべてスタートを切っていた。

 

その成果を”まんま”表現できた。

 

新井監督の下、目指すべき野球スタイルが見え隠れする3時間1分の戦いだった。(ひろスポ!取材班&田辺一球)

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