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2024年02月29日
編集部

カープダイアリー第8539話「小雨のマツダスタジアム外野ノックで散る火花」(2024年2月29日)

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秋山翔吾
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画像は秋山翔吾

 

連載中の<田辺一球|note>より、アクセス数の多い<カープダイアリー第8539話「小雨のマツダスタジアム外野ノックで散る火花」(2024年2月29日)>記事を引用する。

 

カープダイアリー第8539話「小雨のマツダスタジアム外野ノックで散る火花」(2024年2月29日)

 

小雨の広島市内は朝から冷え込んだ。気温5、6度。2日前までいた沖縄は24、5度あったからまさに別世界…。休日を挟んでの練習再開は、マツダスタジアム隣接の屋内練習場で午前10時前からスタートした。当然、ナインはケガに気をつけながら体を動かすこととなった。

メンバーを見渡すと、二軍再調整がすでに発表されていた常廣羽也斗、中村奨成、中村貴浩に加えて、斉藤優汰とテイラー・ハーンの姿も消えていた。

スポーツ紙は、日南、沖縄を通じて繰り返し、繰り返しその右腕をクローズアップしてきた。特に斉藤優汰。だが、二軍降格のニュースは、ちょこっと触れるだけだろう。マスコミとはそういうものだ。キャンプからの流れで行くなら当然、一面で報じなければいけないだろうに…

あすからの倉敷マスカットスタジアム、楽天3連戦に備えて、代わりに秋山と宇草が遠征メンバーに加わった。先発予定の森下は、いつもの相手、栗林とのキャッチボールの中にセットポジションも織り込んだ。

「毎日が勝負。集中すて結果を出すための準備を…」(宇草)

「準備していいスタートが切りたいし、そこから始まっても着実にいいものが出せるように…」(秋山)

オフに右膝を手術した秋山はおそらく“志願”して今回の遠征に“参戦”したはずだ。1年前には早々と対外試合スタメンに名を連ねていた。若手らの勢いはメディアを通じて十分に嗅ぎ取っているはずだが、同じ土俵で競うつもりもない。球歴があまりにも違い過ぎるから、それも当然だ。

とはいえチーム内競争を象徴するような出来事もあった。

全体練習のあと、マツダスタジアム外野に最初に姿を見せたのが秋山、そして菊池。キャッチボールあと、雨の中、外野ノックが始まった。ノッカーは菊池。キャンプでも散々、練習したから巧いものだ。

ふたりがベンチ裏に消えると、今度は中村健人と宇草、それに選手会長の堂林が外野ノックを受けた。ノッカーは赤松外野守備・走塁コーチ。

…でそのあとどうなったか?

今度は田村俊介、久保修、宇草というメンツでノックを受けた。

オリックス・龍馬の活躍がメディアを通じて伝わってくる中、ポスト・龍馬の火花が散る。結果が判明するのはこの秋、未来のことは誰にも分からない。

※この記事内での選手名表記は独自のものになっています。

 

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