マツダスタジアム入場者に新井監督のボブルヘッド人形プレゼント、九里vs柳の投げ合いで新井采配は…

画像はマツダスタジアム入場者に配られた新井監督のボブルヘッド人形

４月５日　●０－１中日（マツダスタジアム）
中日　０００　０００　０１０・１
広島　０００　０００　０００・０

広島通算６試合３勝３敗
18時１分開始・２時間32分、29,528人
相手先発　柳７回５安打無失点
広島本塁打　－
中日本塁打　－
広島登録抹消　－

広島スタメン
一番レフト上本
二番ショート矢野
三番サード小園
四番ファースト堂林
五番センター秋山
六番キャッチャー坂倉
七番ライト田村
八番セカンド菊池
九番ピッチャー●九里（２試合１敗）８回92球４安打１失点（自責０）
矢崎

九里vs柳。

過去、幾度となく見応えのある投げ合を演じてきたふたりは、今季、初の開幕投手の大役を命じられて、ともに勝ち負けがつかず。付け加えるなら推定年俸も九里が１億４０００万円なら、柳も１億４８００万円とほぼいっしょ…

…で、試合は予想通りの投手戦になり、しかも九里は六回までノーノー。

七回、先頭の三好に中前打されて記録は止まったが、昨季18の９と打ち込まれた大島を空振り三振に仕留めると、高橋周には投ゴロを打たせてゲッツー！

柳も七回まで４安打ピッチングで０－０のまま勝負は八回へ。

前の回を10球で終えた九里の球数は77。先頭の中田に投じた78球目はレフト線に弾き返された。この日の中田は１、２打席とも初球から振ってきていた。十分警戒して投げたはずの低目のチェンジアップを捉えられた。

いきなり無死二塁（代走に田中）となったことで、坂倉とふたりで考えることが一気に増えた。

しかし中日ベンチはシンプルに攻めてきた。次打者細川には１ストライクからライト前に弾き返された。。

田中はサードでストップ、一、三塁…かと思った瞬間、田村がファンブルして止まっていた田中が再スタートしてホームイン、これが決勝点になった。

中２日でスタメンに復帰した田村は打っては自身初のマルチ、守っては三回、柳の右前打をライトゴロにすり替える好プレー。だから、また刺殺に気持ちが向いていたのだろう。

細川は二回の第１打席で遊ゴロ併殺打。２打席目も遊ゴロ。だから”3度目の正直”では、食い込んでくるシュートを見事、右打ちして見せた。

この日、入場者には新井監督のボブルヘッド人形が配られた。１点勝負、と踏んでいた指揮官は序盤から”動いた”。

初回一死から、矢野が二盗に失敗するとリクエスト。二回には坂倉のニゴロアウトが際どいタイミングとなってまたリクエスト。いずれも判定は変わらず、九回までの権利を使い果たした。

次にベンチが動いたのは七回だった。先頭の堂林が左前打で出塁、打席には昨季、柳を17の９と打っている秋山、九里に勝ちをつけるまたとないチャンス！ただしこの日はニゴロと一ゴロ…

ここで初球送りバントがキャッチャー前に転がり、二塁封殺となった。続く坂倉はニゴロ併殺打…。そのあと、広島打線は八回の勝野、九回のマルティネスの前に音無し、に終わりゲームセットとなった。（ひろスポ！取材班＆田辺一球）

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