画像は田村
4月11日 〇1-0阪神(甲子園球場)
広島 000 000 001・1
阪神 000 000 000・0
広島通算11試合5勝6敗(阪神抜いて1日で4位浮上)
18時開始・2時間40分、42,529人
相手先発 西勇8回5安打無失点
広島本塁打 -
阪神本塁打 -
広島登録抹消 -
広島スタメン
一番センター野間
二番セカンド菊池
三番サード小園
四番ファースト堂林
五番レフト秋山
六番ライト田村
七番ショート矢野
八番キャッチャー曾澤
九番ピッチャー大瀬良7回90球4安打無失点
〇島内(6試合2勝1敗)
S栗林(5試合3S)
広島が九回、田村の決勝タイムリーで阪神に連勝して4位に浮上した。この3連戦で「勝率5割」を目論んでいた阪神は逆に5位に後退した。
広島はマツダスタジアムで中日に3試合連続完封負けを喫して甲子園に乗り込み初戦も完封負けで”呪縛零(霊)”によって身動きとれなくなっていたが、前夜の試合を6対2で取って息を吹き返すと、この日は九回、先頭の小園が右前打で出て四番堂林が送ったチャンスに代打松山が倒れたあと、田村が中越え三塁打を放ってまた顔を出しそうになっていた”呪縛零”もバットで吹っ飛ばした!
広島先発の大瀬良は7回4安打無失点、二番手の島内を1イニングをピシャリ。一方、阪神先発の西勇も8回5安打無失点。
見応え十分の投手戦だったが、阪神は九回に送り込んだゲラに来日6戦目で土がついた。
ただしゲラは球威もスライダーのキレも十分で、打った田村を褒めるべきだろう。
西勇とのコンビで田村を第3打席まで中飛、遊飛、中飛に封じていたスタメンマスクの梅野はゲラの真っ直ぐとスライダーで広島打線を抑えにかかっていた。
松山のバットは真っすぐのあとのインスラに空を切って三振…
田村も初球のスライダーを空振り、2球目のスライダーはボールになって1-1からの高目真っすぐ155キロを前進守備のセンター頭上へ打ち返した。
体重100キロ超えの下半身から繰り出すスイングの強さ、真っすぐに対する強さ、が田村の最大の武器だ。
敗れた阪神はこの3連戦、1-0、2-6、0-1のスコアで、九回、ラストバッターになった大山は栗林の変化球を3つ振ってカスリもしなかった。打率が2割を切り力み上げたスイングになるのも無理はない。一時期、広島ベンチに潜んでいた”呪縛零”が阪神ベンチに鞍替えしたのだろうか…(ひろスポ!取材班&田辺一球)