福山シティFCが広島経済大学を４－０で押し切り天皇杯へ…MIKASA CUP 全広島サッカー選手権大会決勝大会兼天皇杯 JFA 第１０４回全日本サッカー選手権大会県代表決定戦

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2024年04月21日: 編集部

画像前列右角は前半２点目を頭で決めた福山シティFC・藤井敦仁主将

広島県のサッカーナンバーワンと天皇杯出場チームを決める、MIKASA CUP 全広島サッカー選手権大会決勝大会兼天皇杯 JFA 第１０４回全日本サッカー選手権大会県代表決定戦（公益財団法人広島県サッカー協会など主催）が４月21日、エディオンピースウイング広島であり福山シティFCが広島経済大学を４ー０のスコアで押し切り２年ぶり４度目の優勝を果たした。

広島経済大学先発
GK　嘉見秀人
DF　松本大鷹
DF　高橋星那
DF　野田朔大
MF　浅野颯真
MF　杉山飛翔
MF　河野陽斗
MF　塚崎温大
MF　柳楽圭司
FW　星川玲男
FW　山本隆之哉

福山シティFC先発
GK　菊地大輝
DF　徳永椋太
DF　西原広太
DF　黒宮渉
DF　澤田健太
MF　藤井敦仁
MF　角田薫平
MF　野濵友哉
MF　若宮健人
FW　高橋佳
FW　吉井佑将

福山シティFCは前半開始早々、左サイドから攻撃を展開。広島経済大学の最終ラインもよく耐えていたが、前半22分に福山シティFCがエースのひとり波状攻撃によって先制点。FW高橋佳のシュートは相手GKに跳ね返されたが再度シュート、またこぼれ球が来たところを3度めの正直で右足を振り切った。

サイドからの攻撃によってFW陣のオプションを臨機応変に展開するのが今季の福山シティFCの特徴。いい形でゲームの主導権を握った福山シティFCは先制ゴールから５分後、左CKからニアで飛び込んだ藤井敦仁が頭で豪快な一撃！主将のアゲアゲパフォーマンスでさらにチームのムードが良くなった。

広島経済大学GK嘉見秀人が止めにかかるが、福山シティFCが先制

広島経済大学も懸命に守る

福山シティFC応援風景

戦況を見守る福山シティFC・森亮太監督

福山シティFC４点目が入る

広島で大きく花を咲かせた元Jリーガー、服部公太監督の下で第95回大会以来の頂点を目指す広島経済大学もハーフタイムで動きを修正。後半は受け身から攻めの姿勢に転じた。

だが、福山シティFCはいわきFCから新加入の１８５センチDF黒宮渉を中心に４バックが安定しており、簡単にはバイタルエリアに近づかせてはもらえない。

迎えた後半10分、福山シティFCは右サイド西原広太がグラウンダーのクロスを中央に送り、吉井佑将がゴールほぼ正面からきっちり決めて３－０。後半33分にも角度のない左から塚田裕介が左足で４点目。ゴール裏に集まった福山サポーターを喜ばせた。

試合後、福山シティFCの選手たちは昨年のこの舞台でSRC広島との決勝に敗れた悔しさを口々に語っていた。１ー１延長でも勝負がつかずPKにもつれ込み４年連続の優勝を逃した。１年ぶりに巡ってきた全国切符。目指すは打倒Jリーグ勢。天皇杯１回戦は同じくエディオンピースウイング広島で沖縄県代表と対戦する。キックオフは午後１時予定。

広島県サッカー協会の古田篤良会長から優勝メダルをかけられる福山シティFCの選手たち

準優勝の表彰状を受ける広島経済大学

試合後の高橋佳の話
難しい試合でしたが先制点を取れて良かった。昨年、悔しい思いをしたので、何が何でも、どんな形でも優勝したいと思って試合に臨みました。

試合後の藤井敦仁主将の話
去年、同じ舞台で敗れて去年を経験している選手も多いので、絶対に勝とうとモチベーション高く入ることができました。チームとしてやるべきことを徹底して90分間できたので満足できる内容でした。（本大会に向けては）全員で攻撃、全員で守備、攻守において主導権を握るサッカースタイルをカテゴリーの上の相手、Ｊリーグのチームにも体現できるようにがんばりたい。

MIKASA CUP 全広島サッカー選手権大会決勝大会兼天皇杯 JFA 第１０４回全日本サッカー選手権大会県代表決定戦の全試合結果

１回戦
広島経済大学１－０SRC広島
広島文化学園大学２－０廿日市FC
広島大学２－０富士フィルムBIJ広島FC
福山シティFC９－０広島修道大学

準決勝
広島経済大学３ー２広島文化学園大学
福山シティFC３－０広島大学