画像はアドゥワ
広島は交流戦の入りでオリックスに2勝1敗と勝ち越したが、みずほPayPayドーム福岡でソフトバンクに連敗して交流戦2勝3敗と負けが先行した。
ここが踏ん張りどころ。交流戦は一度、ファイティングポーズを崩すとあっという間に負け組に回ることになる。きょう6月2日のソフトバンクとの第3戦では、ここまで2試合でわずか1得点の打線の奮起が欠かせない。
今回も田辺一球|noteより<6月2日(みずほPayPayドーム福岡)14時開始予定のソフトバンク-広島3回戦のみどころ>を転載する。なお記事内の選手名表記は独自のものになっている。
6月2日(みずほPayPayドーム福岡)14時開始予定のソフトバンク-広島3回戦のみどころ
予告先発は広島がアドゥワ(5勝1敗)、ソフトバンクが和田(2勝0敗)
みずほPayPayドーム福岡に乗り込んで、第1戦がモイネロから菊池のソロによる1点しか奪えず1-2負け。きのうは大津の前に7回5安打ゼロ封されて0-2負け。
スコア的には2-1、2-0で勝利…というのが理想形だった。あくまで理想。現実はその真逆になった。
セ・パ首位決戦とは言っても両軍の“火力”と“防衛システム”には差があるから、結果としては驚くようなことではない。そのことはしつこいほどこのチャンネルで説いてきた。
ただ、1、2戦とも失点にはモロ、エラー、ないしはバッテリーエラーが絡んだのは残念だ。ちなみにソフトバンクはこの2戦ノーエラー…というか随所で好守が光る…
オマケに柳田の代役としてきのう朝イチ移動で関西から福岡に戻ってきた佐藤直樹が支配下登録(素早い球団対応も驚き)され即、一番センターでスタメンで、守りでもいい動きを見せ、盗塁も記録し、唯一得点の入った三回に切り込み隊長としいてのタスクを遂行(矢野の遊ゴロエラーで出て先制のホームイン)したのだから、完全にソフトバンクペース…
お立ち台に上がった佐藤直は「素直にこのPayPayドームに立てるのが幸せに感じます」と吐露していた。2019年ドラフト1位は昨年オフに戦力外、育成からの再スタートでまた戦いの舞台に戻ってきた。四軍まであるソフトバンクの競争社会はまさにサバイバル。兵站、備蓄の面でもまるで違うという訳だが、それでも一軍公式戦でそれは言い訳にはできない。
オリックス戦3タテを逃した代償は大きく、これで交流戦は2勝3敗、オリックス、中日と並ぶ8位とイッキに針が負け組に振れ始めた。ここからいかに耐え、盛り返すのか?
1、2戦とも秋山は4の0で一度も出塁できていない。二番は第1戦が矢野、第2戦が野間だが秋山が出ないから機能していない。
三番菊池は2試合でソロ1本。そして四番小園は2度しかない得点圏で凡退、第1戦は八回二死満塁で中飛…きのうは六回二死一、三塁で大津の前に三ゴロ…
そんな調子だから五番以降もDHを使いながら2試合で5安打止まりと八方塞がりになっている。
きょうのソフトバンクは開幕から3連勝を目指す和田。43歳左腕は4月には登板せず、5月は2戦2勝だった。前回、22日の楽天戦は7回3安打無失点。歴代2位の交流戦通算27勝は伊達じゃない。言いたくないが3戦続けて苦戦が予想され、また1点が大事になる。
よってすでに5勝をマークしているアドゥワは走者を背負っても踏ん張るここまでの投球を踏襲したい。加えて六回ないしは七回から確実に出番となるブルペン陣も無駄な四球、バッテリーエラー、許盗塁はもう許されない。
それは野手陣もいっしょ。このチャンネルのように、ミスミスと騒ぎ立てられる中で、メンタルの強さが試される。特に福岡入りしてから攻守に精彩を欠く小園!右投手・266に対して左腕との対戦打率は・375。ここは雑念を捨てて初心に帰り大爆発!と行きたい…