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2014年10月07日
編集部

菊池、丸、エルドレッド、マエケンのタイトル争い、すっゴイ結末

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エルドレッドと野村監督
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キャンプから野村監督と二人三脚で”精進”してきたエルドレッド

 

エルドレッド、33発プラス4発で初の本塁打王-

セ・リーグは10月7日、全日程を終了して個人タイトルが決まった。広島からはエルドレッドただひとりがタイトルホルダーに名を連ねた。

エルドレッドは7月終了時点の88試合で33本塁打、87打点をマーク。一時は50本塁打以上を楽に打つペースでそのバットが猛威をふるっていたが、8月0本塁打で大失速。8月中旬と下旬に二度も二軍再調整を強いられたがそれでもそのあと4本塁打を追加して打点も3ケタの104として主砲としての数字を残した。

最終戦で5打点をマークすれば「二冠」だったが打点王は109打点の阪神・ゴメスが獲得した。

菊池は安打数で中日・大島、ヤクルト・山田、阪神・マートンと熾烈な争いを展開して144試合目でヤクルト・山田との“一騎打ち”。菊池は巨人先発の宮国から2安打を放ちトータル188安打でプロ3年目のシーズンを終えたが同時並行の神宮球場では山田が4安打の固め打ちをしたため最多安打の初タイトルには届かなかった。

山田は7日のDeNA戦でも1安打。193安打で日本人右打者最高記録を叩き出した。これまでの記録は1950年に阪神・藤村富美男がマークした191安打だった。

また菊池の188安打は2004年に嶋重宣がマークした189安打の球団記録に1本及ばなかった。たたし菊池は今季、セ・リーグ第2位の43犠打を決めている。

菊池とともにチームで二人だけ全144試合に出場した丸は今季リーグ最多の100四球を選び、4割1分9厘の高い出塁率をマークしたが、すでに帰国したヤクルト・バレンティンに「毛差」で及ばず最高出塁率の初の打撃部門タイトルを逃した。丸は昨年、盗塁王の初タイトルを手にしている。

セ・リーグ首位打者はマートンで打率3割3分8厘。第2位の菊池は打率3割2分5厘、9位の丸が打率3割9厘。菊池・丸は来季以降、首位打者争いの常連となることだろう。

投手部門では前田健太が5年ぶり無冠に…。11勝9敗、防御率2・60で奪った三振の数は161。最優秀防御率は巨人・菅野で防御率2・33、最多勝利は阪神・メッセンジャーと中日・山井の13勝、最多奪三振もメッセンジャーで226個だった。

なお前田は雨の影響で先発予定を4度も流すという記録には反映されない”逆風”にさらされたことを付け加えておく。

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