画像はDeNA打線相手に投げる野村
8月13日 ●0-6DeNA(マツダスタジアム)
DeNA 400 002 000 ・6
広島 000 000 000・0
広島通算101試合54 勝42敗5分け(首位キープ、2位巨人に1差))
18時開始・2時間54分、31,510人
相手先発 〇東8回4安打無失点
広島本塁打 -
DeNA本塁打 オースティン19号3ラン
広島登録抹消 △野村△松本▼林▼河野
広島スタメン
一番センター秋山
二番ショート矢野
三番レフト中村奨
四番サード小園
五番ライト末包
六番ファースト坂倉
七番セカンド菊池
八番キャッチャー石原
九番ピッチャー野村●(2試合1敗)5回83球4安打4失点(自責3)
コルニエル
松本
森浦
ハーン
満員の本拠地スタンドを埋めるカープファンの熱視線の先には野村がいた。今季2度目となる先発マウンド、8月2日の中日戦5回無失点の好投から中10日。しかし、プレーボールからわずか7分で試合の行方を決することになった。
先頭の梶原へ投じた2球目、主武器のカットボールをライト線に落とされていきなり二塁打にされたことで浮足立ったのだろう。続く桑原の一ゴロは、坂倉が一度こぼししてからトスするかっこうになった。ベースカバーに走った野村がそれをポロリ…
無死一、三塁となって佐野には1ボールから右前に適時打された。そして四番オースティンへの初球は外のカーブでストライク。2球目に定石通り内角に食い込む球を投げたら、見事振り抜かれて左翼席防球ネット付近までかっ飛ばされた。
その直後から打者12人をピシャリと抑えただけに、その立ち上がりの失点がいっそう重荷になる展開になった。野村は5回4安打で自責3。二番手のコルニエルが六回に2失点して終わってみれば0対6、今季18度目の完封負けとなった。
6月、7月のチーム打率は2割1分台。8月は一転、2割8分も超えるほどの勢いが出てきた。この日、今季6度目の対戦となった東は直近2試合で土をつけていたから、”組みやすし”のはずだったが、初回の大量失点も手伝って昨季の最多勝&最高勝率左腕攻略は難しいものになった。
その最たる例がこの日まで17の12、対戦打率・706と打ちまくっていた小園。二回の第1打席では外角に真っすぐ4つを続けられてレフトフライ。そのあと五回の第2打席も、七回の第3打席もレフトフライだった。
勝ったDeNAは3位阪神まで2ゲーム差の4位。秋にはクライマックス・シリーズで当たる可能性もある。その時、東相手にどんな戦いをするか…
試合後、東は対小園に関しては「絶対抑えてやるという強い気持ちを持ってマウンドに上がりました」と話し、六回一死までノーノーピッチングで8回3安打にまとめたことについては「緩急をつけながら自分らしいピッチングができたんじゃないかと…勝てたことはすごく嬉しいです」と振り返った。
マツダスタジアムで10連勝!の快記録を東に止められ今季最多の貯金14もならず。新井監督はあす14日、終戦の日の前日に開催される「ピースナイター」での巻き返しを誓った。