画像は中村奨
8月11日 ●0-4阪神(京セラドーム大阪)
広島 000 000 000 ・0
阪神 200 100 01X ・10
広島通算99試合53勝41敗5分け(首位キープ、2位巨人に1差))
18時2分開始・2時間53分、36,087人
相手先発 〇高橋5回4安打無失点
広島本塁打 -
阪神本塁打 前川3号ソロ、大山10号ソロ
広島登録抹消 △中村奨▼中村貴
広島スタメン
一番レフト中村奨
二番センター野間
三番サード小園
四番ライト末包
五番キャッチャー坂倉
六番ファースト堂林
七番セカンド菊池
八番ショート矢野
九番ピッチャー九里●(17試合5勝7敗)3回46球4安打2失点(自責2)
試合後、勝った岡田監督は「きょうは内容に関係なく勝たないといけない試合だった」と話し、先発に送り出した高橋については「勝ち負けとは関係なしで、自分の今持っているボールを投げるように言った」と完全矛盾?のコメントを残した。
その高橋は早や大卒6年目を迎えてこの日が一軍では1009日ぶりの登板だった。2021年11月にクライマックス・シリーズで投げたあ。左肘を手術、2022年4月にもトミージョン手術。2023年11月には育成契約を結び、今季は4月17日のオリックス二軍戦で893日ぶりの実戦復帰を果たした。そして7月20日に支配下登録…
そんな苦労人を攻略するなら、やはりその立ち上がりを叩きたいところ。しかし二死一塁となって、3試合連続で四番を任された末包が空振り三振に倒れた。末包はけっきょくこの日も3の0、1四球で20打席連続ノーヒット。
四回には相手の守りのミスに乗じて二死満塁まで攻めたが、代打石原も空振り三振に終わった。
そんなこんなで5回89球4安打7三振2四球という左腕に勝利投手の権利をプレゼントしたあとは、石井、桐敷、ゲラ、岩崎の阪神継投策の前にもゼロ行進。今季17度目の完封負けを喫した。
先発した九里が初回、いきなり先頭の近本に二塁打を打たれたあと2点を失ったことで阪神バッテリーを楽にした、という解釈もできる。開幕投手の意地とプライドは何処へ?九里は3回46球で降板を告げられ阪神戦、今季3戦全敗…
”いきなり”と言えば新井監督は、この日一軍に呼び寄せた中村奨を一番に据えたが結果は、空振り三振、中飛、遊ゴロ、三ゴロだった。4月末から79試合連続で一番を打ってきた秋山の”記録”を止めてまでの英断はこの日に限っては不発に終わった。
阪神戦は今季2戦2敗、対戦防御率8・28となっているからリベンジはマスト。
7月3日のマツダスタジアムでは大竹(7回1失点)に投げ負けた。6回8安打2失点で六回、佐藤輝明に二回にソロ、六回に2ランを打たれた。投げてはいけない低目だった。7月21日の甲子園球場では三回に6安打されてKOされたがこの時も佐藤輝明は四球と適時打だった。