画像は東京ドーム
5月1日 ●3-4x巨人(延長12回)(東京ドーム)
広島 300 000 000 000 ・3
巨人 011 001 000 001x・4
広島通算26 試合12勝13 敗1分け(6連敗で借金生活4位後退、首位巨人まで3差)
18時1分開始・2時間37分、41,814人
相手先発 田中将大3回8安打3失点
広島本塁打 -
巨人本塁打 岡本和真8号ソロ、キャベッジ5号ソロ
広島スタメン
一番サード小園海斗
二番ショート矢野雅哉
三番センター野間峻祥
四番ライト末包昇大
五番キャッチャー坂倉将吾
六番レフトファビアン
七番セカンド菊池涼介
八番ファースト田村俊介
九番ピッチャードミンゲス5回70球3安打2失点(自責2)
森浦大輔
H島内颯太郎
Hハーン
H中崎翔太
H塹江敦哉
H栗林良吏
●岡本駿(9試合1敗)
広島は6連敗で借金1、中日に抜かれて4位に後退した。
それにしても…横浜スタジアムでDeNAに3連敗したあと、その足で踏み入れた東京ドームでも3連敗となった。
両チームには開幕以降、マツダスタジアムでは3連勝していた。
だが、新井貴浩監督は今回の関東遠征を前に、決して油断していた訳ではない。
どうしてか?
DeNAは4月4日からのマツダスタジアムで記録上の失策だけでも5つ。ナイター、デー、デーのマツダスタジアムは太陽の位置や風など毎年、どのチームも苦戦を強いられる。さらに今季から内外野の芝が全面的に張り替えられてボールの転がり方、跳ね方がまだ落ち着いていない。
巨人の11日からやはりナイター、デー、デーだった。センターのヘルナンデスは敗戦に直結するエラーを第2、第3戦で連発したのである。広島が自力で勝ったのは戸郷翔征を10失点炎上させた第1戦だけだった。
カープファンは「今年のカープはマツダで強い」と鼻高々だったようだが、ラッキーが重なったのは事実…その分、敵地できっちりお返しされた毛の話、だ。
今回の巨人-広島3連戦の話に戻すと、第1戦のスコアは3対4で延長十二回、甲斐拓也のサヨナラ犠飛で幕引きとなった。巨人は7投手をつぎ込み、大勢が最後の2イニングを締めた。
広島は7人目の中崎翔太が打たれた。
第2戦は連続無失点イニングを続ける山崎伊織の前に広島打線は沈黙した。1点も許されなかった大瀬良大地の方は六回先頭の吉川尚輝に四球を与え、そこから崩れた。こういう展開での四球は投手のエラーのようなものだ。
この日の第3戦は広島がドミンゲス、巨人が田中将大の先発だったから継投勝負は最初から見えていた。で、互いに8投手をつなぐ展開になり二番手以降が無失点だった巨人ブルペン陣に対して、広島は二人目の森浦大輔が六回、キャベッジに同点ソロを打たれ、延長十二回の岡本駿が二死からアンラッキーなヒットでキャベッジを出したあと続く吉川尚輝にサヨナラ打された。
延長十一回という中途半端なタイミングで出番となった栗林良吏が2安打1申告敬遠でもサヨナラの危機を乗り切ったのではあるが、そのせいでルーキー右腕に手強い吉川尚輝との勝負を強いることになった。栗林良吏が3人で片付けていれば、引き分けだったのではないか?
6連敗中の合計得点わずかに8(延長戦が2回あるのに…)の広島打線は重症だ。中村奨成と田村俊介を一番に起用して5試合で21の1、1四球とまったくNGだったのでこの日は小園海斗を今季初の一番にもってくると同時にクリーンアップが薄くなってはダメなので故障明けの坂倉将吾を今季初めて五番で起用したが、連敗阻止とはならなかった。
球威もキレもない田中将大から3点取ったあと6度の得点機であと1本が出ず16安打で残塁も16だった。九回には相手のミスに乗じて無死満塁としながらファビアンは巨人バッテリーの術中にはまって6・2・3の併殺打。続く菊池涼介も三ゴロ。その直前に田中瑛斗へ助言するためにマウンドに上がった阿部慎之助監督の執念の前に屈する形になった。(ひろスポ!取材班&田辺一球)
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