画像はマツダスタジアム(資料写真)
新井カープ、ワーストの7連敗、鯉のぼりの季節になぜ森下暢仁は勝てない?チーム本塁打数9本をひとりでかっ飛ばしているシカコ・カブスの鈴木誠也がもしも今、マツダスタジアムベンチにいてくれたら…
カープファンのそんな思いを、田辺一球広島魂|note より流用する。
広島-中日7回戦見どころ(5月3日午後2時開始予定、マツダスタジアム)
予告先発
広島・床田寛樹(2勝2敗、防御率1・18)
中日・松葉貴大(4勝1敗、防御率1・34)
うーん…7連敗…
いつもの資料を流用すると、こうなる。以下、DeNA戦(横浜スタジアム)、巨人戦(東京ドーム)、中日戦(マツダスタジアム)のスコアと勝敗と責任投手。
1-2 ●森下暢仁
0-2 ●床田寛樹
1-2 ●玉村昇悟
……
3-4 ●中崎翔太
0-2 ●大瀬良大地
3-4x ●岡本駿
……
2-4 ●森下暢仁
おいおい、森下クン、君には2つも黒丸がついてるよ!開幕投手として、さぞ悔しいことでしょう…
4月18日の阪神戦(甲子園球場)では9回完投勝利!でも初回の2失点は二死一、三塁で大山悠輔を歩かせた直後に前川右京に2点打された。
25日のDeNA戦(横浜スタジアム)では三回、一死一、三塁で三森大貴に四球を与え満塁で蝦名達夫に同点犠飛を上げられた。1-1同点の七回には二死無走者から筒香嘉智の一発を警戒して歩かせ、その後、代打宮﨑敏郎の止めたバットに当たった一ゴロをファースト堂林翔太が捕り損ねるという悲しい決勝点につながった。
何よりこの時の1敗がチームの7連敗の起点になった。そして今回(5月2日、中日戦)もまた坂倉将吾の1号ソロなどで2点の援護をもらった直後の三回、一死から一番岡林勇希をなぜだか歩かせると、二番山本泰寛以下に4連打されて3点を失い逆転された。
開幕投手という立場と、今やっていることは真逆。守りに入っていてはエース同士の投げ合いに勝てない。先の甲子園では村上頌樹に投げ勝ったが、横浜スタジアムでは東克樹の前に敗れ去った。そして今回は同じように初の開幕投手を務めながら防御率リーグワーストという高橋宏斗との投げ合いにも敗れた。
両右腕の立ち上がりを比べると、明らかに高橋宏斗の方がフラつき気味だった。しかし終わってみると森下暢仁は6回117球10安打1四球の4失点。高橋宏斗は7回105球5安打1四球2失点。
七回に先頭の末包昇大をストレートの四球で出した高橋宏斗は坂倉将吾を変化球で空振り三振に仕留めるとファビアンには左前打されて一、二塁とピンチを迎えた。が、ここで堂林翔太を6・4・3の併殺網にひっかけて大きく吠えた。
新井貴浩監督が言う通り、森下暢仁は「いいピッチング」は続けている。でも、勝てるピッチングにはなっていない。それは先の東京ドーム第2戦で先発した大瀬良大地もいっしょ。6回2失点も、0-0の六回、やはり先頭の吉川尚輝を歩かせると二死から甲斐拓也も歩かせて、けっきょく増田陸に2点二塁打を許した。
永川、菊池原の両投手コーチは優しいキャラだが、ここはひとつ心を鬼にして、いかなる四球にも罰金10万円、集まったお金は裏方さんへの贈り物資金…ぐらいのことをやった方がよくないか?
ただ、広島の誇る先発陣がそうなってしまう原因は打線にあることも併記しておかなくてはいけない。先のスコア一覧にある通り1点取るのに四苦八苦、だからどうしてもピッチングが窮屈になってしまう。
シカゴ・カブスの鈴木誠也が1日のピッツバーグ・パイレーツ戦で2打席連発!ナ・リーグトップに1差の9本塁打としたが、それって広島のチーム本塁打数といっしょ!新井貴浩監督の現役時代に「四番の何たるか」をマツダスタジアム一塁側ベンチ内で叩き込まれた右の強打者が今、赤いヘルメットをかぶっていたなら森下暢仁らがあっさりとは負けるようなことにはなっていないだろう。
きょう3日に先発する床田寛樹は先週土曜日の横浜スタジアムで8回完投負け。三回に失った2点で勝負は決まってしまたが、そこに四球は絡まず、ファースト二俣翔一の落球が失点に直結の不運に泣いた。それまで床田寛樹は24イニング連続でゼロを並べていた。開幕から7,7,9,7,8回を投げてQS成功を続けるタフな左腕がチームの連敗を止めてくれる可能性はある。
ただしそれには広島打線が、開幕から5戦4勝1敗の松葉貴大を攻略する必要がある。先週土曜日のバンテリンドームナゴヤではヤクルト相手にプロ初完封目前の8回1/3を投げ2失点だった。
日替わり広島打線で鍵を握るのはやっぱり小園海斗。4月23日、チームが20試合を消化した時点で打率・372だった小園海斗は5月2日までの7試合で31打数3安打と急降下。その間(要するに7連敗中)、広島の合計得点はわずかに10点…
中日は九回に松山晋也が出てくるから八回まででいかにリードを奪うか?ただ、守護神の栗林良吏にも?マークがついており、新井政権でワースト7連敗中のチームの心配は尽きない。広島地方のさわやかな青空の中を元気に泳ぐ新井カープの姿が早く見たい、そカープファンの願いはただそれだけ…
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