地域と共に、みんなの広島スポーツ交流マガジン

画像はマツダスタジアム

まだ、この世に「スマホ」なるものが存在しない1999年１月、NTTドコモがガラケーなのにインタネット接続などが可能な「iモード」サービスを始めました（2026年3月サーブビス完全終了）。

ガラケーという、それまで通話するだけ（途中から着メロ、写メほか多機能化）だったモバイルに情報を提供して、契約者ひとり、ひとりに課金できる（閲覧料金は月額携帯利用料とともに請求される、という課金システムがウリ）ため、様々な企業がドコモにサービス申請しました。厳しいチェックをクリアした申請者のみ、公式サイトとして認められ、ひとりあたり100円から300円程度の収入（当然、ドコモが手数料などそこから天引き）が期待できるビジネスモデルが構築されました。

仮に１万人が閲覧すれば1万×300円で、ひと月あたり＜300万円－数パーセントのドコモへの支払金＞が情報提供者に入ることになります。

2000年春、他の国内放送メディアに先駆けて、iモードで「RCCカープ」をスタートさせたのが中国放送でした。コンテンツ（情報の中身）は、カープV１戦士として、カープ監督としても広く知られる三村敏之さん（2009年11月に59歳でご逝去）が日々のカープ戦について「解説する」という、ファンにとっては魅力のコンテンツでした。

当時、カープ情報の中心は地元の中国新聞で、当然のことながら関東圏のカープファン（カープ女子誕生以前の関東圏には、すでにたくさんカープファンが存在）らは、日々のカープ情報を入手する手段が限られていました。そこに登場した「ＲＣＣカープ」。閲覧者数は順調に伸びていきました。

が、ここで問題が生じます…試合のないオフはどうする？

そこで「ＲＣＣカープ」に新たなコンテンツが加わりました。試合のない日でも、もっと言えば365日、一日も欠かさずカープ情報をアップし続けるという鉄人コンテンツ？それが「記者一球」…そう、現在の田辺一球広島魂｜noteの「原型」です。

一方、「ＲＣＣカープ」は現在では「カープ公式アプリ カーチカチ！」というスタイルにまで進化しています。

「記者一球」はその後もスタイルを変えながら一日も休まず連載を続け、2024年5月、広島ドラゴンフライズがＢ１制覇した時期からしばらくの間、生じた休載機関を除き（要するに多忙による連載休止）、「記者一球」はすでに25年以上に渡り、カープ情報をネット上に、あるいは書籍にその情報を転載してアップし続けています。

もちろん既存のテレビ、新聞が扱わない情報にこそスポットを当て、既存のメディアとは一線を画する内容になっています。

例えば、今回の阪神との3連戦でカープ投手陣が痛い目に遭わされた森下翔太に関しては、彼が阪神にドラ１指名された当初から、森下指名予定を途中で斉藤優汰指名に変更したカープ球団の判断を痛烈に批判し続けてきましたし、2月のキャンプで広島のマスメディアが「開幕一軍ローテ」などと報じた斉藤優汰については2月の時点で「一軍戦力に非ず」と断じてきました。その結果がどうであったか？は、ファンのみなさんがよくご存知でしょう。

過去、現在、未来のカープの情景を、そのままテキストで再現する…それが田辺一球広島魂｜noteです。そこに、広島のマスメディアによく見られる「忖度」の2文字は存在しません。ネット媒体の特性と言ってもいいでしょう。

その中のコンテンツのひとつきょうのカープはたぶんこうなる…｜田辺一球広島魂｜note（閲覧無料）では、そこに記された試合予想が、これがまたけっこう当たったりします！時にはスコアまでピタリ…野球版totoがあれば相当、愛読されそう？です。

新井貴浩監督がカープ入団当初から、ずっとネット上で記事をアップしてきたため、新井カープに関する情報量も膨大で、ネット上には多数の過去記事が存在します。そして、3年目を迎えた新井カープの戦いぶり、その素晴らしさ、当面の課題などが　田辺一球広島魂｜note　で日々、更新されています。

田辺一球広島魂｜note　は、無料コンテンツ、有料（優良？）コンテンツの2本立てになっています。月初めの入会がお得！まずは「無料チャンネル」で、さらに深化した内容を「有料チャンネル」で！　まずは九里亜蓮、西川龍馬の待つオリックス相手に、新井さんたちは連敗を止めることができるのか？　田辺一球広島魂｜note　の弾き出した答えは＜非常に厳しい3連戦になるのでは？＞です。（ひろスポ！カープ取材班＆田辺一球）