第94回天皇杯全日本サッカー選手権大会2回戦が福山市竹ヶ端運動公園陸上競技場で行われJ1王者のサンフレッチェ広島が福岡県代表の福岡大学と対戦した。福岡大学は1回戦で高知大学に2-1勝利。福岡大学は8月に関西で開催される総理大臣杯の九州地区代表校。
サンフレッチェ広島スタメン
GK 林
DF ビョン・ジュンボン、千葉、水本
MF 清水、丸谷、茶島、パク・ヒョンジュン、野津田、森崎浩司(丸谷・茶島のボランチ)
FW 皆川
試合は前半14分、2013年・2014年のサガン鳥栖特別指定選手となっている福岡大FW・山崎凌吾がPKを決めて先制するという予期せぬ展開で幕開け。
22分に野津田のゴールでサンフレッチェ広島が追いついたが43分、今度は山崎が中央から千葉をかわして左足を振り抜きゴール右隅へ決めて福岡大が2-1とリード。
しかし前半終了間際、一気に攻め込んだ皆川を止めようとした福岡大DFの大武峻(名古屋グランパス特別指定選手)が一発退場に。
後半に入るとサンフレッチェ広島が反撃を開始。
8分にはパク・ヒョンジュンの左からのクロスを清水が頭で押し込み試合は振り出しに。
19分にもパクの左からのクロスを後半途中出場の塩谷が頭で決めて3-2とサンフレッチェ広島が勝ち越しに成功。
試合終了間際には途中出場の川辺のパスを受けた野津田が決めてダメ押し。その直後に森保監督期待の皆川も記念すべき公式戦初ゴール。5-2のスコアで福岡大を振り切ったサンフレッチェ広島が3回戦に進出した。
なお他会場では昨年度ベスト8のJ1仙台が、5部に相当する関西リーグ1部の奈良クラブ(奈良県代表)に1―2で敗れる大波乱があった。
またJ1の鹿島もJFLのソニー仙台(宮城県代表)にPK戦の末に敗れ去った。