第97回全国高校野球選手権広島大会第8日、4回戦(7月22日)
ベスト16が集う4回戦8試合が広島県内4会場で行われた。
シード校の敗退が相次いだ。
二回戦で修道に9-0、三回戦で国際学院に11-4と打線爆発で勝ち上がってきた崇徳は工大高の前に四回に先制したものの、その裏すぐに追いつかれ六回に勝ち越されて1-2で敗れた。春の県大会準優勝校がベスト8を前に涙をのんだかっこう。
同じブロックの反対側のシード校、春の県大会ベスト8の広島工は向原の勢いの前に激しい点の取り合いとなって競り負けた。2-4で迎えた七回の5失点が致命傷になった。
春ベスト4の尾道商はノーシードで勝ちかがってきた新庄に0-3のスコアで完封負け。
一方、如水館は話題満載の国泰寺を相手に二回に挙げた5点を守り切り5-2で勝利。この結果、ベスト4を賭けてまた「迫田兄弟対決」が実現することになった。
優勝候補筆頭の広陵はここまで2試合で2失点の尾道から中盤以降に得点を重ね8-2で勝利。
春ベスト4の市立呉は、快進撃を続けてきた廿日市に1-0の四回に同点にされ五回に1-2と勝ち越されたが六回に追いつき七回に2点を奪って4-2と勝ち越し九回にダメ押しの2点を加える試合巧者ぶりを発揮した。
ノーシード同士の対戦となった西条農と瀬戸内の一戦は初回に3点を先制した西条農が主導権を握り8-0と完勝、一昨年の覇者、瀬戸内はベスト16止まりとなった。激戦区の西条農は準々決勝で広陵とぶつかる。
2試合連続10得点のあと、三回戦の近大福山戦に1-0で勝利した高陽東はまた打線爆発で観音に8-0勝利。準々決勝では市立呉と当たるがこの対戦は興味深い。
コカ・コーラウエスト
第1試合 工大高2-1崇徳
第2試合 広陵8-2尾道
福山市民球場
第1試合 向原7-4広島工
第2試合 西条農8-0瀬戸内
呉市二河野球場
第1試合 如水館5-2国泰寺
第2試合 高陽東8-0観音
尾道しまなみ球場
第1試合 新庄3-0尾道商
第2試合 市立呉6-2廿日市