NBL最終シーズンで優勝を目指す広島ドラゴンフライズは10月17日、東広島市の東広島運動公園体育館で優勝候補の一角、千葉ジェッツとの地元開幕戦に臨み65-77で敗れた。チームの連勝は2で止まった。
試合後、佐古賢一ヘッドコーチは「もったいない、自滅ですね」と総括。昨季、4戦全敗した相手の重圧に押され、昨季のチームメート、岡田優介には3ポイントを2本決められた。
相手も開幕2連敗を喫しプレッシャーの中での第3戦となったはずだが、広島ドラゴンフライズのキーマン、シャノン・ショーターを抑えにかかるなど、一枚上手の展開に持ち込まれた。
広島ドラゴンフライズの新人、鵤誠司はチーム最長の29分20秒の出場時間をマークして3アシストだった。
広島ドラゴンフライズ65-77千葉ジェッツ
1P 13-13
2P 15-22
3P 15-21
4P 22-21
会場:東広島運動公園体育館
来場者数:1,159人
今シーズン成績:2勝1敗
【スターティングメンバー】
広島:#2 朝山正悟、#7 坂田央、#18 鵤誠司、#32ニカ・ウィリアムズ、#44 栗野譲
千葉:#5 リック・リカート、#11 西村文男、#12 岡田優介、#22 上江田勇樹、#34 小野龍猛
広島ドラゴンフライズ STATS
【得点】
#21 シャノン・ショーター 21点
#35 ドミニカス・ミルカ 13点
【リバウンド】
#44 栗野譲 9リバウンド
#32 ニカ・ウィリアムズ 7リバウンド
#35 ドミニカス・ミルカ 5リバウンド
【アシスト】
#18 鵤誠司 3アシスト
佐古賢一ヘッドコーチ コメント 「もったいないゲームをしてしまいました。ホーム開幕戦だからか、大胆に行ってもいいところでもバスケットが丁寧すぎました。第2ピリオドで、クック選手にスリーポイントを決められて逆転されましたが、そのプレー自体は、本来の千葉の流れではないのに、そこで自分たちのバスケットを見失ってしまいました。チームの守備を4人ができているのに、1人が勘違いしていたりね。そこを修正して、もう一度、自分たちのやることを徹底したいと思います」
千葉ジェッツ STATS
【得点】
#43 ブライアン・クック 23点
#5 リック・リカート 18点
#11 西村文男 16点
【リバウンド】
#5 リック・リカート 15リバウンド
#43 ブライアン・クック 7リバウンド
【アシスト】
#5 リック・リカート 2アシスト
#11 西村文男 2アシスト
ジェリコ・パブリセビッチHCコメント 「今シーズン初勝利をアウェイでとれてうれしい。ディフェンスがよく、広島を前半28点に抑えることができた。ショーターとマッチアップした荒尾がとくによかった。攻撃面ではクックが2点、3点とも確実に決めてくれた。広島はリスクをとってゾーンプレスを使ってくるチームだが、われわれのガード陣のおかげできちんと対応できた」