元プロレスラーの馳浩・文部科学相(54)と、師匠である日本を元気にする会のアントニオ猪木氏(72)が11月11日、参院予算委員会の質疑で激突!その様子は様々な媒体が多いに注目した。
そのやりとりの中、広島にとって大きな発言がアントニオ猪木氏の口から飛び出した。
アントニオ猪木氏は「東京」五輪についての質問の中で日本全体での開催意識を強調したあと「男子マラソンは広島で」、「女子は長崎で」開催すればよりアピールできると提言。馳氏が手元のメモを見ながら”お役所”答弁しているのを見た猪木氏は「どうか自分の意見を聞かせてもらいたいですね」と、かつての「後輩」に”延髄蹴り”を軽く繰り出した!?
実際にサッカー競技などでは、東京都内以外の地方都市での開催が前向きに検討されており、種目実施の会場などは来年8月以降に組織委がIOCと協議する。
2002年の日韓共催W杯会場から”詰めを誤り”落選した広島は、本来サッカー競技招致などを積極的に進めるべきだが、新サッカースタジアム問題が遅々として進まず、新スタジアムこけら落としの試合を来年2月ごろに控える「大阪」に五輪サッカー競技の分散会場の一角をさらわれた格好。
それだけに今回のアントニオ猪木氏の発言は、広島にとってはインパクトのあるもので、1994年に広島アジア大会を開催したノウハウを持ってすれば五輪マラソン開催は十分に可能…なのだが肝心の地元から同様の声があがってこない、というのが広島の実情…だ。