第99回全国高校野球選手権広島大会第3日(7月10日)は6会場で1回戦12試合があった。
井口6-5沼田(コカ・コーラウエスト広島)
・5-5の九回、井口は一死満塁で打席には途中、代打で出場して二番手でマウンドに上がった片平一司(3年)。サヨナラとなる四球を選び、激戦に終止符を打った。沼田は2度、追いつく粘りの野球で食い下がったが、ひとりで184球を投げ切った栗栖柚稀(3年)が力尽きた。
上下10-0福山商(五回コールド、福山市民)
・上下の池田塁(2年)が福山商をノーヒットノーランに封じた。15アウトのうち12個は三振だった。部員は少なく3年生は3人だけ。2004年の1回戦で38点を許し完敗した相手に13年ぶりに勝利した。
山陽4-2安西(コカ・コーラウエスト広島)
・山陽は効果的なホームラン2発で大会通算100勝。二回には背番号18、九番を打つ安永隆寛(2年)が左翼越えに2ランホームラン。1点リードの五回にはライトの守備から途中出場の上野雅治(3年)が2ランで続いた。
1990年、夏の甲子園大会初戦で栃木代表の葛生(くずう)高校を相手に九回、ツーアウトランナー無しから3点差をひっくり返し、ミラクル山陽と呼ばれるなど、数々の歴史を持つ名門校。1994年以来の甲子園に向けて、まずは初戦を突破した。
その他の結果
黒瀬15-0松永(七回コールド)
尾道8-1三津田(八回コールド)
可部6-5竹原
工大高6-1日彰館
加計芸北11-5安佐北・湯来南
三次青陵12-1音戸(五回コールド)
油木12-5福山
大竹5-4安芸府中
廿日市西11-2英数学館