先週(日)、混沌とした下位争い(5~7位争い)の試合結果で、「ファイナル6」(8チームから、下位2チームを足切りした6チームで戦う、総当たり戦。下位2チームは下部リーグのチャレンジリーグとの入れ替え戦に回る)への出場が決定したJTサンダーズ。
「ファイナル6」に首位で突入するために、今日も頑張りました。
今日は、山梨県甲府市・小瀬スポーツ公園体育館にて、堺ブレイザーズと対戦しました。
結果は、
25-14
27-29
25-15
25-22
セットカウント3-1で、勝ちました。
ポイント 3を get。
通算ポイント 38
12勝4敗
サントリーが今日も勝ち(サントリーも「ファイナル6」出場が決定)、ポイント1差の37 で着いてきてはいますが、首位は明け渡しませんでした。
今日のスタメンは、
WS越川・小澤
MB町野・筧本
OPレオ S深津 L酒井
相手チーム・堺が目まぐるしくメンバーを交代するのに、JTは一度も交代することなし。
タイムアウトを取ったのも第2セットのみ。
テクニカルタイムアウトは、第1セットから第4セットまで、一度も相手に取られていません。
第2セットは、大事なポイント(ターニングポイント)で自チームがミスをし、相手を楽にさせ、最後に競り負けました。
が、第1.3セットは本当にワンサイドゲーム。30分かからずサッサと終了でした。
JTは自分たちの勝利パターンがあります。
ブロックがきっちりと機能する。
シャットするだけではなくて、ワンタッチを取る。
ブロッカーもフォローに入る。
MBがサーバーの時のレシーブをとにかく“上げる”。
ブロックの後ろに絶妙な位置取りでリベロがレシーブに入る。
それが出来ている。
淡々と試合が進行しているように見えて、差がドンドン広がっていく。
第2セットは自分たちのミス(サーブミスやアタックミス)で、パターンが崩れてしまいましたが(ぱっと見、すごく堺が“押して”いるように見える。堺もそのつもりだったみたい)、それでも実質の点差はあまり開いていたわけではなく、最後もデュース・デュースで。
同じ会場での第1試合が、東レ vs パナ だったのですが、東レは2-0から連続3セットを失い逆転を喫していたのです。
それを見ていて、東レは、ムードが良くて笑顔が出ている時は“押せ押せ”で行ってしまうのだけど、ひとたび捕まってしまい、声が出なくなって暗くなると、全く動きが変わってしまう。止まってしまう。ピンチの場面や逆にチャンスの場面でも、指示や選手起用が一致してない。パターンがない。
パナは、故障で温存(?!)していた リベロ・永野を、仕方なく第3セットから投入。
東レは1・2セット通用していた攻撃が拾われてしまうため、焦ってミスを連発。挙げ句の果てに、これまでチームの中で使ってもいないMBをワンポイントで出し、機能しなくて下げる…。ムードも盛り下がり、東レ十八番の「皆で走り回ってブ~ン!」も出ない。気がつけば、敗戦…です。
堺の今も、それに近いなぁ、と思います。
対するJTは、今の布陣がベストに近い。(来年は八子くんが下半身をみっちり鍛えて、更に凄くなる予定、なので、“まだ伸びしろがある”)
点差が開くのは当然のように思いました。
助っ人OPのレオに“打たせ過ぎて”もいないので、豊田合成のようにレギュラーシーズン途中でOPがほぼ潰れてしまう、ということもないでしょう。
それに、レオはよくレシーブやフォローをしていて、良く動く。故障やミスが少ない“優秀”助っ人です。
セッター深津は、今年からレギュラーに定着。
JTにはセッターが3人おり、チーム内のポジション争いが熾烈。それが、成長の要因でしょう。
明日は、今日山梨県甲府市に居た4チームが東京体育館へ。
東京で戦った4チームは山梨へ移動する、変則的な試合組み合わせ。
JTは、第1日目(今日)が第2試合、第2日目(明日)が第1試合、という一番不利な条件で、明日は、パナソニックパンサーズと対戦します。
サントリーはジェイテクト戦…。(ジェイテクトは、今日は豊田合成に3-2で勝っていますが)
JTが負ければ当然、フル勝ちでも、サントリーに首位を取られてしまうかもしれません。
なので、負けられません!
明日の“深津兄弟”対決 も、勝ちに行きましょう!
(文責・ちゃこ)