JTサンダーズから、週末の3/6付け通信で、「小澤翔選手の退部」が知らされる、という、ファンにとってはショッキングなニュースと共に、今日を迎えました。
今日3月8日は、「ファイナル6」第2戦。
岐阜メモリアルセンター・で愛ドームにて、勢いに乗る、堺ブレイザーズと対戦しました。
堺は、レギュラーラウンドを8勝13敗ポイント27(JTは終了時ポイント47ですから、実に、20ポイント差!)、チャレンジマッチに行く7位を何度も経験しレギュラーラウンド中は“青息吐息”。最後の最後で3連勝し、“意気揚々”と「ファイナル6」に入ってきました。
20ポイントも差があったのに、「ファイナル6」に入ると、差はたったの4!(JT5、堺1)という、不思議なシステムのおかげで、最終週に連勝で突入した堺と合成が勢いづいた状態で、「ファイナル6」は始まりました。
昨日JTは試合がありませんでしたが、合成は堺と対戦。先週JTにフルセットで敗れた後、まるで決勝戦で敗れてしまったかのごとく落ち込みまくっていた高松の様子が気にはなりましたが、案の定、高松が全く当たらず、イゴさん孤軍奮闘するも勢いにのる堺に全く歯が立たず、0-3で堺に負けていました。
…「ファイナル6」は全部で5試合あるんですから、気持ちをキチンと立て直せないと、負けていきますね。しんどいラウンドです。
今日の堺は、連戦の疲れも見せず、良く動いていましたね。
やはり、現在上り調子なのでしょう。
試合結果は、
28-26
25-23
26-24
セットカウント
3-0
ポイント3をゲット。ポイント10となりました。
好調な堺に対して、まさかの、ストレート勝ち!
2試合しか終わってない中、3試合消化したサントリーに対して3ポイントリードして、首位をキープしています。
今日のスタメンは、
WS越川・小澤
MB町野・筧本
OPレオ
S 深津
L 酒井
第3セット途中で、
小澤→八子。
他は、全く選手交代をしなかったJT・ビスコ監督です。
ビスコ監督は慌ててタイムアウトを取らないことも徹底していて、そのビスコ監督が、第1セット2回・第2セットも2回・第3セット1回 タイムアウトを取っていることが、この試合の様子を顕著に表していると思います。
第1セット開始からガンガンに飛ばしてくる堺に対して、JT側はサーブミスやコンビミスからのアタック失敗などがあり、3-5とリードを許しますが、町野サーブの時にレオや小澤のアタック・相手のミスで連続4点。試合をひっくり返します。その後、逆転・再逆転を繰り返し、終盤へ。19-19から、レオ・越川のアタックで21-19までスルスルっと出ます。20点以降の戦いに強くなった、今年のJTの本領発揮です。
ただ、堺は本当に今調子が上がっているのでしょう。
ペピチのサーブで連続ポイントし、23-23に追いつくと、そこからJTのセットポイントを3回しのぎ、デュースの状態が続きます。
最後は、筧本のクイックと筧本のブロックで連続ポイントし、この第1セットを制します。
第2セットも、サイドアウトを繰り返す展開で、なかなか点差が開きません。
セカンドテクニカルタイムアウト前に相手ミスや小澤のブロックなどで連続ポイントをとり、16-13と3ポイントリードしますが、ペピチにサービスエースを含む連続ポイントを取られ、19-21と逆転されます。
21-21の場面から、痺れるような越川さんの3連続サーブポイントで、一気に24-21とセットポイント!最後は相手のサーブミスで、25-23。ポイント1をゲットすることが決まりました。
なぜこれで2セットダウンなのかわからない、といった様子の堺。
第3セットも粘り強く拾ってきます。
が、差が開かない。
8-7とJTリードで1stテクニカルタイムアウト。
9-9の場面で、堺セッター交代。
効果はあったのでしょう。スルスルと堺が抜け出し、11-16と5点ビハインドで2ndテクニカルタイムアウトを迎えます。小澤をシャットアウトされ(このセット2回目)堺17点目。ペピチのサーブを小澤がミスって、11-18。
ここで小澤を諦め、八子を投入します。
7点のビハインドが4点、3点、と徐々に縮まり、23-23で同点に!
23-24と相手にセットポイントを握られますが、落ち着いて、八子のアタック・相手ミス、最後は相手エースを八子がシャットアウトし、26-24。
ストレート勝ちしました。
フルセット戦ったくらい、すごい集中力のいる試合でした。
手に汗握る熱戦。
両チームとも、レシーブが素晴らしく、鋭いアタックをファインレシーブしたり、ブロックアウトの球を走っていってフォローしたり、ブロックされてもネット下にフォロー人員がいて、ボールがほんとに“落ちない”。会場から感嘆の溜め息が出るラリーが何度もありました。
これまでJTはラリーの応酬になると“拾い負け”をしていることが多かった(だから合成が苦手だった)のですが、好調の堺に引けを取らない素晴らしいレシーブでした。
昨日の 合成vs堺戦で活躍しまくったセンターの松本をマークしまくり、センター攻撃をほぼ封じることが出来ていたことが大きいと思います。
それなのに、JT側のセンター攻撃はあまり意識されておらず、いい場面で決まっていた。
予想通りのすごい堺のサーブにこちらはサーブレシーブは乱されっぱなし。ハイボール(オープン攻撃)でレオに回ることが多かったですが、レオが高い打点でこれを打ち切り、得点出来ました。
アタックもサーブも堺の方が数字的には上回っている状態で、ストレート勝ち。堺は ??? 状態でしょう。
相手のミスによる得点が、JTの方が7点多い。相手からプレゼントされてるんですね。
拾って拾って、拾い負けなかった結果の勝利だと思います。
レギュラーラウンドの疲労が残る中、先週1試合、今週1試合、来週も1試合でファイナルラウンドを回れる「1位通過」の有利さを十分に発揮して、来週(日)のパナソニック戦を迎えてもらいたいと思います。
ファイナル6を1位で終わり、4/5 東京体育館ファイナルで、監督を胴上げする。
小澤くんも胴上げする。
そのイメージで、勝ち続けて欲しいです。
(文責・ちゃこ)