地域と共に、みんなの広島スポーツ交流マガジン

【ひろスポ!】広島スポーツニュースメディア > サンフレッチェ広島 > 青山、吉野、柏、柴崎、佐々木…90分間のうちの数分間を完全に支配、城福サンフレッチェの正体見たり!…でJ1リーグ10戦無敗に王手!
2018年04月21日
編集部

青山、吉野、柏、柴崎、佐々木…90分間のうちの数分間を完全に支配、城福サンフレッチェの正体見たり!…でJ1リーグ10戦無敗に王手!

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
水本
  • 3

    飛翔会

  • 2

    ダグ

  • レッドヘルメット

9戦無敗を”決めた”のは水本だった(トップ画像)

 

明治安田生命J1リーグ第9節(4月21日、エディオンスタジアム広島)

サンフレッチェ広島がサガン鳥栖を1-0で下し、勝ち点25で(気は早すぎるが)独走態勢に入った。

前節2位につけていたのはベガルタ仙台、そして同じく勝ち点15のセレッソ大阪が3位。

ベガルタ仙台はジュビロ磐田に0-3で完敗。セレッソ大阪は最下位だったガンバ大阪に0-1で敗れて連取が4で止まった。

さらに前節4位の北海道コンサドーレ札幌は浦和レッズと0-0引き分け。同じく5位だったFC東京、6位だった川崎フロンターレはそれぞれ勝ち点3を上げたが、8位だった鹿島アントラーズは川崎フロンターレに1-4で大敗して11位まで順位を下げた。

この結果、首位を行くサンフレッチェ広島と”後続”との差はさらに広がった。(※は昨季の4強でACL出場組)

前節の8位までの順位と勝ち点

1位 サンフレッチェ広島 22
2位 ベガルタ仙台    15
3位 セレッソ大阪※   15
4位 コンサドーレ札幌  14
5位 FC東京      13
6位 川崎フロンターレ※ 12
7位 柏レイソル※    11
8位 鹿島アントラーズ※ 11

第9節第1日終了時点での順位と勝ち点

1位 サンフレッチェ広島 25
2位 FC東京      16
3位 川崎フロンターレ※ 15
4位 コンサドーレ札幌  15
5位 セレッソ大阪※   15
6位 ベガルタ仙台    15
7位 ヴィッセル神戸   14
8位 ジュビロ磐田    14

 

サガン鳥栖をホームに迎えての、大事なJ1リーグ5連戦の幕開け…その初戦。ゲーム前には「明治安田生命JリーグMastercard priceless japan」2月、3月度の月間MVPに選ばれたGK林卓人の表彰式があった。

開幕から8戦フルタイム出場でチームの失点はわずかに2。1点目は第2節(3月4日)の浦和レッズ戦。2点目は第7節(4月11日)の横浜F・マリノス戦。こちらはホームで喫した失点だったがPKによるもので、まだエディオンスタジアム広島では一度も流れの中で失点していない。

そんな堅守は、ガンガン攻めてくるサガン鳥栖相手にも健在。前半を0-0で折り返すと後半38分、パトリックの3戦連続となるゴールが飛び出して勝負あり、とした。

試合後、城福浩監督は得点シーンについてこうコメントした。

「その前に何10本かボールを繋いで相手の組織を崩した、というところが我々の目指しているところでもあるので、彼(パトリック)は最後ひと振りをするだけだったと思う、ビルドアップしたところはチームとして評価したいし…」

後半32分、サンフレッチェ広島はフリーキックで先制ゴールを狙い、サガン鳥栖もそのあとサンフレッチェ広島のペナルティエリア内に攻め込んだ。どう転ぶかわからない展開に(…傍目からは)見えていた。

後半34分、サンフレッチェ広島スローイン。そこからだ。

後ろから繋ぎパス3本目でハーフウェーライン越え。4本目で前線へ。8本目は相手ゴール前へのクロス。これを跳ね返されまた右サイドで1本、2本、3本…と繋ぎまたクロス。また跳ね返されて右サイドでキープ。青山を介してのクロスは相手に奪われ一度、ハーフウェーラインを越えるがまたそこから、奪い返しそのあとボールは相手GKへ。

ゴールキックからまたサンフレッチェ広島がキープ。パス3本で今度は左サイドへ展開。佐々木、柴崎、相手が絡んでもう一度、奪い返した佐々木。今度は右サイドで和田、柏に繋ぎドリブルで上がって再び和田へ。そこからまた柏がドリブルで中に入り接触プレーで転びながら柴崎へ。そこから青山へ。そして後半途中出場の吉野、もう一度青山、さらに吉野が縦の柏へ、そこから柴崎、また青山へ…

青山を軸にパス回し。今度は青山、柴崎、吉野のトライアングル。最後はワンツーを経て青山から詰めてきた水本へ。そこからの縦パスは相手DFを背負ったペナルティエリア前のティーラシンへ。同じく相手DFのマークを外してパトリックが瞬間的にマイナスの位置から加速して、ティーラシンの折り返しを強烈ミドル!

この時、サガン鳥栖の最終ラインには6人も並んでいたが、”中距離ライフル”に対してその壁は無力だった。

試合時間は90分プラスアディショナルタイム。その他の時間はゼロで守り切り、この5分間だけを紫色に染める。

それが城福サンフレッチェの”正体”だ。

「最後は崩されないように…まあ、バーに1本助けられた、あのシーンだけは反省しないといけいないと思います」

城福浩監督はそうも話していたがGK林も含めてディフェンスで最善の策を撮り続けていれば、たまにはそんな”ご褒美”があっても不思議ではない。

YBCルヴァン・カップ、名古屋グランパス戦に敗れてから中2日での会心の勝利。

「あの悔しい敗戦があったからまたチームが一段と強固になったというふうな、そういうきっかけにしたいなと思います」

サガン鳥栖戦前日練習のあと、そう話していた城福浩監督は心の中でも何度もガッツポーズを決めている、かも?

なお、サンフレッチェ広島3度の日本一の立役者のひとり、水本がこの日の影のMVPであることは言うまでもない。

ひろスポ!関連記事
名古屋グランパス戦で土…のサンフレッチェ広島、鳥栖、F東、長崎、清水、神戸J1リーグ5連戦で「あの敗戦があったから一段と強固に」と城福浩監督(2018年4月20日掲載)
hirospo.com/pickup/46675.html

サンフレッチェ広島、湘南ベルマーレも倒して開幕8戦無敗、J1最強時代の再来か…「日本一3度の底力、そのDNAは残っている」の声上がる(2018年4月15日掲載)
hirospo.com/pickup/46564.html

負けないサンフレッチェ広島、J1リーグ7戦わずか失点2、湘南ベルマーレ戦を前に城福浩監督とGK林卓人は…(2018年4月14日)
hirospo.com/pickup/46521.html

LINEで送る

シェアしてお友達にもこのニュースを教えよう!

ひろスポ!の情報を逃さずチェック!

※SSL暗号化通信で登録します。
※メルマガはいつでも解除出来ます。
  • 6

    レッドヘル

  • 1

    医療法人社団飛翔会

  • 5

    アイフット

  • 4

  • 2

  • 3

有料メルマガ配信案内