撮影・春木 睦子
Jリーグ・アウォーズが12月21日、都内のグランドプリンスホテル新高輪で開催された。
注目の最優秀選手賞(MVP)にはJ1王者、サンフレッチェ広島のパフォーマンスを引き出すその原動力となったMF青山敏弘主将が選ばれた。サンフレッチェ広島からは2012年の佐藤寿人(同年得点王)に続く2人目。
スポットライトを浴びて檀上に上がった青山は胸を張ってこうコメントした。
「僕は決してうまいプレーヤではありません。ですが試合に対する思い、気持ち、そういったところでは絶対に誰にも負けないと思ってやっているし、それがみなさんの心に響いたからこそその賞がいただけた。これからもだから広島のクラブ、サポーター、みんなでこお賞を喜びたいと思います。そしてこれからも感動していただけるような選手でありたいと思っています」
最優秀選手賞(MVP)は、J1の18クラブの監督、選手(第2ステージ第16節時点で今季リーグ戦17戦以上に出場)の投票を参考に選考委員会で決定する。賞金200万円。
青山は3度目のベストイレブンとJ1最優秀ゴール賞も受賞し個人三冠。「12年間広島で育てていただいた、広島だから僕はここまで成長できた」と頷いた。最優秀ゴール賞は賞金50万円。対象ゴールは、J1第1ステージ第17節、アウェーのサガン鳥栖戦での後半15分、左からのパスをダイレクトボレーで決めた25メートル弾。
MVPの発表を待つ青山
なお、FWでは得点ランキング2位、21得点のドウグラスがベストイレブンを初受賞。外国人ではただひとりの受賞となった。DFでは塩谷司が2度目のベストイレブンに輝いた。ベストイレブンは賞金100万円。