今年はプロ野球80周年の節目にあたり、昨年まで「プロ野球コンベンション」の名称で開催されてきたプロ野球シーズンを締めくくるイベントの名称が「NPB AWARDS」と変更され、きょう11月26日、東京、グランドプリンスホテル新高輪で開催されている。
日本野球機構主催の年間表彰式となる「NPB AWARDS2014」 には、今年のプロ野球界を盛り上げた「顔」が勢ぞろいする。優勝チーム、各個人賞受賞選手、野球界の発展に貢献し人々の功績を称え表彰が行われる。
すでにファーム部門の表彰があり、広島勢ではウエスタン・リーグ26盗塁の安部、17セーブのフィリップスがそれぞれ表彰された。
またシーズン終盤にすさまじい長打力を発揮して来季の一軍入りを強烈にアピールした美間はウエスタン優秀選手5名のうちのひとりに選ばれた。
午後6時過ぎからはメーンの一軍表彰などが行われるが、セ・パ両リーグの最優秀選手と最優秀新人はこの中で発表される。
そこでカープ女子も注目しているのが広島のルーキー大瀬良の新人王の可能性。セ・リーグ優勝の巨人の新人勢には目立った成績を残した選手はいない。また、中日の又吉、祖父江らは素晴らしい成績を残したがチームの方は最後まで元気なし…
こうなってくると阪神に最後の最後でかわされて、というより広島自身がコケてセ・リーグ3位に甘んじはしたものの、先発完投型の本格右腕としてローテーションを守り切った大瀬良の存在は当然、クローズアップされてくる。
チームメートの田中も即戦力内野手として活躍したが打席数が規定より大幅に少ないのが“減点”対象になる。
セ・リーグの規定投球回数到達者は15人。防御率4・05の大瀬良は14位にランキングされるが、26試合登板は前田健太に次ぎチーム第2位、セ・リーグ全体でも6位タイトで胸を張っていい。
また二けたの10勝にも到達し、負けは8つで勝率・556も悪くない。
逆に被本打数20は防御率4・75でセ・リーグ15位の石川(ヤクルト)と並んでリーグワーストだが、それも真向勝負に行ってのことで新人らしさ、という点ではむしろすがすがしい。
最優秀新人は最優秀選手とともに記者投票で決められる。全国の記者、ディレクターたちに大瀬良がどれだけその投球を印象づけることができたか、がカギとなるが1完封3完投以上となるとセ・リーグには大瀬良を含めて7人しかいない。インパクトからすれば新人王は大瀬良で決まり…となりそうだがどうか?
「NPB AWARDS2014」での注目の発表はこのあと午後6時20分過ぎになる模様だ。
そして1時間後…