広島の新人9選手が広島県廿日市市の大野寮に入った。
ドラフト1位野間(中部学院大)が「大島優子フォトブックス」とともに寮生活をスタートさせたことが話題になったが、残る、面々も今回はつわもの揃いだった。
一番に大野合宿所に到着したドラフト2位の薮田(亜大)の実家は広島市内。JR広島駅のすぐ裏手にある中学校に通っていた。持ってこようと思えばいくらでも!?持ち込める。
報道陣のリクエストに応え取り出したのはUFOキャッチャーでとったパンダのぬいぐるみ」だった。 だが、ウケ狙い!?はそこまで。続いてグラブに刺しゅうされた「紫電一閃」の文字を披露し「しでんいっせん、です。研ぎ澄ました刃による一振り、を大事にしたい」と真顔になった。
ドラフト3位の塹江(高松北)はサボテンの鉢をカメラの前に持ってきて「さぼってんじゃないよ、と…。水もやらないでいいし…」 時代の流れとともに入寮風景もずいぶん様変わり…???
同じく高校生ルーキー、ドラフト5位の桑原(常葉菊川)は「前田のDVD」を報道陣に披露した。カメラがグっと乗り出そうとすると「前田遼一です…」(ジュビロ磐田で15年もに渡って活躍した元日本代表で現FC東京)とここでもオチがついた。
ドラフト7位の多田(鳴門渦潮)は190センチ近い長身でも快眠できるように「体が吸収されるような感じ…」のおよそ45万円のマットを持ち込んだ。
ドラフト6位の飯田(JR東日本)は”大人の雰囲気“をチラリと見せた。手にしたのはミスターチルドレンの音源の数々。「逃げていては勝てません、しっかり向かっていく!」と話すその部屋からは「今僕の…」のあの曲が響いてくるようだった。
プロの先輩たちと対面するチーム合同自主トレはあす1月10日から。この日、入寮した9人それぞれが「何度も」自分自身に手を加えながら、今はまだ真っ白なキャンバスに赤い絵の具を滲ませ、自分だけの絵を描きあげていく…。