昨夜の広島は黒田を先発に立て、3月末以来の勝率5割復帰を目指したがDeNAに1対3で敗れた。これで対DeNA戦は4勝8敗、大きく負け越しており、長らく続く借金生活の現況となっている。
黒田は先週の東京ドームで巨人打線に九回につかまり1対2、サヨナラ負けを喫した。チームにとってはあとに尾を引きかねない1敗だったが、翌日、プロ初登板、初先発したドラフト2位の薮田が5回2失点の力投で試合を作り、けっきょく10対3で大勝してそこからチームの連勝は4まで伸びた。
この試合で薮田が許した走者は7人。5安打2四球でその内訳は「先頭打者ホームラン」と「適時打」の長野にはさらに1四球、坂本が1安打1四球、中井と相川に1安打ずつ。要するに全員が右打者だった。
広島は今季、何度もバルディリスに痛い目に遭わされてきた。5月15日のマツダスタジアムでは八回、一岡が逆転ツーランを浴び、翌16日にはジョンソンも決勝ツーランを許している。
今夜は三次きんさいスタジアムでDeNA2連戦2戦目。両翼100メートル、中堅122メートルの広さだが、薮田のプロ2勝目には一発に注意しながらのバルディリス封じが欠かせない。