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2015年09月04日
編集部

昨夜ベンチスタートの新井とエルドレッドに打点がつきヤクルトに致命的1敗の広島、打線の頻繁な組み換えで”今年も”自滅の道をたどるのか?

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広島がヤクルトに神宮球場で2対4で競り負けた。チームの勝利に最も近いジョンソンを先発に立てながら、初回に山田に先制適時打されさらにミレッジの1号2ランでいきなり3点のビハインド。

三回には昨日、スタメンから外れた新井貴浩が適時打を、六回には同じくエルドレッドが13号ソロで応戦したが昨夜、阪神・藤浪の前に12三振を喫した打線は相手が変わっても計10三振とさっぱりだった。

巨人は接戦を制し、阪神も快勝。上位チームが貯金を増やす中、借金を5とした広島の逆転優勝の目はほとんどなくなった。

それにしても大事なこの時期に来て、また打線が空回り…。

実は昨年のこの時期、野村前監督がまったく同じ状況を自ら招き逆転優勝を逃した一連の経過を、野手総合コーチの立場で緒方監督は目の当りにしてきたはずなのだが…。

昨年の8月、広島は首位を行く巨人を猛追。ついに1ゲーム差まで詰め寄って9月2日から北関東で直接対決に勇んで臨んだが、ここで3連敗となり優勝への流れを手放した。

3連戦のスコアは4-9、2-4、0-1。

野村祐輔、マエケン、福井の力投があったにもかかわらず打線が空回りした。

実は8月の終わり、野村前監督は広島OBも首を傾げるような打線の組み替えを行っていた。

それまでは散々「一番・堂林」に固執しておきながら29日の中日戦(ナゴヤドーム)では「一番・ロサリオ」にあっさりチェンジ。さらに開幕からずっと二番・三番でコンビを組んできた菊池・丸を三番・四番にもってきた。 そして巨人3連戦の2戦目までは菊池・丸が三・四番を打ち、第3戦でふたりは二番・三番に戻された。

一番に至っては初戦がロサリオで2、3戦目が天谷。野球を見る目が肥えているカープファンからも疑問の声が噴出した。

だが一度狂った歯車はもうもとには戻らない。「日替わり打線」の流れも、もう変えられない。

レギュラーシーズン3位で臨んだクライマックスシリーズ、ファーストステージ。シーズン中、一度も試したことのない「一番・菊池」「二番・丸」で甲子園に乗り込んだ広島は2試合、計21イニング連続無得点のまま阪神に完敗を喫して野村前監督から緒方監督へのバトンタッチとなった。

それからちょうど1年。

緒方監督はまた同じテツを踏んだのではないか?

昨夜の甲子園では前の試合でチームの勝利を呼び込んだ新井貴浩とエルドレッドをスタメンから外し、左打者を6人並べて唯一のタイムリーヒットを先発の藤浪から放ったのは右打者の菊池という失態を演じた。

左腕の石川が先発した今夜のヤクルト戦では右打者を並べたが、皮肉なことに打点を稼いだのは新井貴浩とエルドレッドだった。

二番に打率トップの川端、三番に「トリプルスリー」の山田、四番に打点トップの畠山が固定されているヤクルトとはあまりにも打線のコンセプトが違い過ぎる。

それでもこの試合が始まるまでは9勝9敗で五分と五分。だだ、勝負どころの9月は開幕から積み重ねてきたものが試されるからそうはいかないだろう。

8月16日以降の広島の勝敗とスコアを並べてみると大変な状況になっていることは一目瞭然…

1-3● 1-8● 2-5● 3-4● 2-1〇 2-1〇 4-2〇 2-0〇 3-6● 3-2〇 4-6● 5-1〇 1-5●、そして今夜が2-4●

14試合で4得点以上はたった3試合。勝ちゲーム6試合はすべて投手陣が2失点以内で3点以上取られたら勝率0パーセント、という見方もできる。

「3点取られたら終わり」の重圧がかかる中、あすの先発マウンドにあがる黒田博樹は果たしてチームの連敗を止めることができるだろうか?

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