クライマックスシリーズ、ファイナルステージ(10月18日からマツダスタジアム)に備える広島が前日に続き10月12日も地元広島の社会人、三菱重工広島と練習試合を行った。
11日のJR西日本戦は5本のホームランを放った広島が15対2でJR西日本を圧倒。迎えた第2戦も結果的には11対0のワンサイドゲームとなった。
プレーオフに備える広島は、細かい作戦は抜きで、各打者強く振ることを心掛け、塁に出れば積極的に二盗を成功させた。
初回は三菱重工広島の先発右腕、大下から田中が右前打。二盗のあと菊池の右直で三塁へ進み、丸の左前打で先制のホームを踏んだ。二死からはバティスタが弾丸ライナーで左翼へ2日連続のホームラン。
三回には丸の適時打と西川のライトポール際への3ランで加点。
四回には三菱重工広島の二番手右腕、鮫島から丸が前日に続くホームラン(2ラン)。
投げては先発の野村がリズムのいい投球で三菱重工広島打線を6回3安打に封じ込めた。
三菱重工広島は無縁の完封負けとなったが、特に守りでは再三、好プレーを演じてプロとの一戦を盛り上げた。
初回の菊池の一撃は痛烈な打球だったがライト実政が好捕した。
四回には田中のショート後方に落ちようかという当たりを田中主将がキャッチ。
六回には途中出場の岩本の大飛球をセンター青木が背走してそのままグラブに収めた。
八回の無死一塁では岩本のゴロを素早くさばき6・4・3のダブルプレーを完成させた。
三菱重工広島スタメン
一番レフト汐月(筑波大)
二番ショート田中(愛知学院大)
三番ライト実政(如水館高)
四番ファースト國本(近畿大)
五番DH山崎(中京学院大)
六番サード松永(早稲田大)
七番センター青木(関西大)
八番セカンド堤(龍谷高)
九番キャッチャー佐々木(國學院大)
先発は大下(亜細亜大)
広島スタメン
一番ショート田中
二番セカンド菊池
三番センター丸
四番レフト松山
五番ライトバティスタ
六番ファーストエルドレッド
七番サード西川
八番キャッチャー會澤
九番DH石原
先発は野村