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2014年10月28日
編集部

広島の選手会長、梵が二度目の交渉でさらに”熟考”、堂林、小窪、鈴木誠也、田中…とのポジション争い熾烈

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今季FA権を取得した広島の梵が10月28日、マツダスタジアムで2度目の交渉を球団側と行ったが結論には至らなかった。

梵は今季、114試合に出場して95安打8本塁打41打点。打点は規定打席到達の菊地、丸、エルドレッド、それにロサリオに次ぐチーム第5位で、一、三、五、六、七番とどこでも打ち、サード、ショートで安定感のある守備を見せた。勝負どころの8月には75打数26安打、打率3割4分7厘と打ちまくった。

ただ、チームの現状を俯瞰(ふかん)すると、社会人ルーキー1年目で”レギュラー格”の立場をつかんだ田中が来季以降、ショートに固定される可能性がある。

また、今季大詰めで一番打者としての適性なども試された高卒2年目の鈴木誠也についても緒方監督は「外野はいつでもできる、まずは内野で…」とサード、ショートの適性を試すことを示唆している。

さらには出場機会に恵まれない中で打率3割1分7厘をマークした小窪も来季は30歳になり勝負をかけてくる年になる。ここに今季は外野との併用が続いた「サード堂林」ポジション争いに参戦してくる。

10月に34歳になった梵は来季、プロ10年目を迎える。両膝に”爆弾”を抱えながらもマーティー・ブラウン監督、野村監督の下でチームに貢献してきたベテランを緒方監督がどういう形で起用しようと考えているのか?

また球団側はどう評価しているのか?

”広島の梵”が結論に至るのはもう少し先になりそうな気配だ。

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