地域と共に、みんなの広島スポーツ交流マガジン

【ひろスポ!】広島スポーツニュースメディア > カープ > 基町×紙屋町がダメになる日…その1、平岡-秋葉-松井の市長リレーで福岡市に大差つけられた広島市に「ひろしまゲートパーク」誕生!でも都心部がさらなる激震に見舞われたらどうなるか?
2023年04月01日
編集部

基町×紙屋町がダメになる日…その1、平岡-秋葉-松井の市長リレーで福岡市に大差つけられた広島市に「ひろしまゲートパーク」誕生!でも都心部がさらなる激震に見舞われたらどうなるか?

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
旧広島市民球場跡地
  • 3

    飛翔会

  • 2

    ダグ

  • レッドヘルメット

画像はひろしまゲートパークでくつろぐオランダから来たカップル。「あすは宮島に行きます!」と広島観光満喫…

 

 

4月1日付の中国新聞。

 

 

一面に「新井カープほろ苦発進」の見出しで、その横には野球に絡めて「ゲートパークもプレーボール🥎球場閉鎖から13年」の見出し。

 

 

旧広島市民球場跡地に3月31日にオープンした「ひろしまゲートパーク」の記事だ。

 

 

ちなみに、ひろスポ!だったら「ゲートパーク」ではなく「ゲートボールパーク」で国内外シルバー世代にステキな空間を提供するか、「スケートボード&Xスポーツパーク」として国内外の子どもたち、U20、U30世代を、原爆ドームそばの世界的にも稀有なこの空間に集わせるだろう。

 

 

なお、4月1日付の全国紙広島版は広陵のセンバツ敗退や統一選挙告示ニュースで手一杯で、「ゲートパーク」はスルーだった。

 

 

 

それにしても「跡地」が13年間も未利用だったことは、広島経済界にとっても市民生活にとっても大きなマイナスになった。それを平気でやってしまうのが広島市。その13年間で広島市の拠点性は確実に低下した。実に嘆かわしい。

 

 

中国新聞は3月27付の社説の中で、広島市長選告示に関して綴る中で「都市圏拡大で先を行く福岡市は周辺から人が流れ込んで人口は160万を超えている。かつては10万人ほどだった広島市との差が40万人以上に拡大してしまったのはなぜか」と嘆いている。

 

 

答えは簡単だ。リーダー不在。具体的には平岡-秋葉-松井と続いた市長たちのせいだ。

 

 

この間、広島市とその周辺都市圏を活気あるものにしようという意欲がまったく見られなかった、あるいは見られていないも同様の動きしかなかった。だが、選んだのは市民…というか選びたい人材がいない…そして今、まさに市長選真っただ中だが盛り上がる気配もない。

 

 

広島では1994年にアジア大会が開催され、都市インフラは各段に向上した。アストラムラインの開業、山陽自動車道の開通や新空港開港、アジア大会メーン会場の広島広域公園整備と大会選手村として使われたAシティ誕生などなど。ホテル新設も相次ぎ、2001年、少し遅れて地下街シャレオもできた。

 

 

このころ広島市の人口はおよそ111万人でおよそ127万人の福岡市と同じ土俵の上にいた。

 

 

だが、秋葉忠利市長の1期目、1999年の時点では広島市の人口は113万人弱とわずかにしか増えていないのに福岡市は145万人強となり、30万人の差がついた。

 

 

広島アジア大会開催の前年、1993年に博多と福岡空港を結ぶ地下鉄を完成させた福岡市はウオーターフロント開発のシーサイドももちで福岡ドームを誕生させた。アジア大会翌年の1995年の九州自動車道全通で勢いづいた。

 

 

反対運動や汚職事件。どこも同じような問題は抱えている。あとは街づくりをやり切るか?計画倒れを繰り返すか?

 

 

1980年に1、2、3号線を開通させた福岡市の都市高速は1990年代、続々と延伸され、2000年代に入ると4、5号線が整備された。

 

 

1994年にはアイランドシティ着工。2021年には6号線、アイランドシティ線もつながった。

 

 

1989年に広島市西区で開催された海と島の博覧会はその場限りのものに過ぎなかったが、同年に福岡市早良区で階差されたアジア太平洋博覧会は福岡市がアジアのゲートウェイへと都市発展の方向性を明確化するための起爆剤になった。

 

 

目指していること、やってることが、広島市と福岡市ではぜんぜん違う。

 

 

中国新聞は1990年代から散々、札仙広福として4都市を比べてきたが、もうそれを口にすることさえ恥ずかしい。広島市より後発の仙台市民も広島など眼中にないだろう。仙台市は市議会でライバル宣言“の福岡市と切磋琢磨しているのだから…

 

 

まとめると中国新聞・中国放送出身の平岡敬市長の1期目に広島アジア大会が開催され、広島市はアジア大会でお腹一杯になって、ポストアジア大会の青写真さえ描けず、平岡市長からバトンを受けた秋葉市長が市の幹部を怒鳴りつけながらやりたい放題やっているうちに取り返しのつかないことになった、という訳だ。

 

 

しかも、広島市の足腰を弱体化させ続けた秋葉市長の最期は、突然の出馬表明撤回という極めて特異なものとなった。その理由は、未だにはっきり報じられていない。

 

 

だが、ひろスポ!デルタルハンター班ではひとつの結論に行き着いている。

 

 

秋葉市長の時代に誕生した新球場、イコールマツダスタジアムの設計・建設の過程で、杭打ちデータ偽装がまかり通り、マツダスタジアムの地下を掘れば大変なことになっているという。震度6強で倒壊の恐れ。

 

 

表に出れば大変なことになるから、広島市は広島東洋カープとの“連携プレー”で秋葉市政をことごとくちゃぶ台返しにした松井一実市長の代になって、こっそりマツダスタジアムレフトスタンドを“補強”した。

 

 

もしも補強前に地震があり、スタジアムが満員だったらアウト!だった。

 

 

(故に秋葉市長と同じく4選を目指す松井一実市長もマツダスタジアムの“秘密”は熟知していて抜本的な対応は取っていない。このネタを文春砲が嗅ぎつければ大騒動になるだろう)

 

 

秋葉市長はやりたい放題で3期目の終盤を迎えると4期目を目指す中、旧広島市民球場解体に反対の声を上げる市議会を「再議」という奥の手で黙らせた。と同時に旧広島市民球には折り鶴を大量に持ち込んだ。球場解体後の跡地に折り鶴展示施設を設置するという、いろいろな意味でとんでもないことをやろうとしていた。

 

 

ところが秋葉市長に極めて近い関係にあった広島市の元幹部がマツダスタジアムの躯体を支える杭の長さ、強度不足などを指摘する質問状を広島市に提出したことで、秋葉市長は1999年年明け最初の市幹部への挨拶の中で4選不出馬を表明せざるを得なくなったのではないか?

 

 

その後はメディアの取材を受け付けず、勝手にYouTubeで持論を展開して表舞台から姿を消したのである。

 

 

そんな秋葉市長の白けた色のバトンを受け継いだ松井市長も過去3期の実績の中で致命的なミスを次々に犯してきた。(そのひとつがマツダスタジアム構造偽装問題封印措置であることはすでに触れた)

 

 

市民もサッカー関係者もサンフレッチェ広島も、サッカースタジアム建設場所として、秋葉市政の負の遺産、旧広島市民球場跡地を強く希望していた。

 

 

それを松井市長が裏で手を回して強引に現在の建設場所(広島市中区基町の広島市中央公園内)に持っていったばかりに、またまたすべての歯車が狂い始めた。

 

 

話が「ゲートパークプレーボール」からどうしてこうなったのか?それは全部が複雑に絡み合っているから、だ。全部とは地元経済界は当然のことながら、松井市長、広島県の湯崎英彦知事、さらに言えば岸田文雄首相もご登場となる。

 

 

そして地元メディアを意のままに操る、広島東洋カープという特殊な地位にある一民間企業が「カープ村」勢力を三次、庄原…と県内各地へ広げていくと同時に、広島市内ではことごとく市民感覚とは異なる方向性を街づくりの中で導き出しているのである。

 

 

新サッカースタジアム建設場所が旧広島市民球場跡地から中央公園に変更されたのはその最たる例だろう。

 

 

松井市長はそれに飽き足らず?今度は市立中央図書館をエールエールA館にもっていくと言い張り、市民の反対の声に耳を貸さなかった。

 

 

広島市に魅力がないからフロアが埋まらないだけのこと。福屋は「広島駅前は儲からない、人がこないから嫌だ」と言う立場。最近では売上すら非公表となっている。

 

 

だからと言って、なんで子どもたちや学生を含む市民が犠牲になる必要があるのか?

 

 

しかもエールエールA館に入居する福屋では4月11日まで「カープファンフェスト」開催中!ここでもまた広島東洋カープの影がちらついている。

 

 

長くなったがここからが大事な話…

 

 

ひろスポ!では「広島がダメになる日」という連載の中で県の教育行政に関する問題や広島の宝であるカープ球団の他メディアが触れたがらない部分にスポットを当てている。

 

 

しかし今回は「基町×紙屋町がダメになる日」を連載せざる得ない状況となりつつある。

 

 

簡単に言えば(大変失礼な物言いになりますが…)「ゲートパーク」に現を抜かしている場合ではない。

 

 

すでにシャレオはシャッター通りと化しており、紙屋町の核であったそごう広島店新館は“撤退”が決まり、バスセンター利用客も減少の一途を辿っている。

 

 

もしも旧広島市民球場跡地にマツダスタジアムが建設されていれば、ずいぶん違った流れが生まれていたはずだが、これまた秋葉市長-広島東洋カープの利害関係が一致したことで、地元財界が汗をかきかき導き出した「新球場は現在地建て替え」という結論をひっくり返した“実績”がある。

 

 

だがそんな平成の激震に続く令和の激震が紙屋町地区を襲うのは広島G7サミットのあと、だろう。

 

 

話が前後するが、ひろしまゲートパークを全面否定する気はさらさらない。

 

 

夜間工事や大量の作業担当者短期投入…企画からテナント調整、多岐に渡るコーディネイト、フィニッシュまで、大変な思いをしながらオープンにこぎ着けた関係者のみなさんのご尽力があってこそのニューパーク誕生!

 

 

オープン初日の賑わいや、子どもたちの笑顔は広島らしさ満開でインバウドも多数、訪れ「あと地」に春の息吹きを確かに吹き込んだ。

 

 

ではゲートパークが福岡追撃の旗手になれるのか?といえば決してそうはならないだろう。そして、下手すれば近いうちに基町×紙屋町という広島の心臓部にAEDが必要となってくるのではないか?

 

 

「紙屋町、基町が空洞化して、広島駅周辺にシフトするのかもしれません」

 

 

エールエールA館では3月26日、27日に広島市による図書館移転のための説明会が開催されたが、そこでサラリーマン風の男性から聞かされたこのひと言が耳に残っている。

 

 

すでに都心部の“地殻変動”に気付いている関係者も増えているのかもしれない。

 

みなさんも、聞き耳を立てて紙屋町界隈を歩いてみるといいかもしれない。外資が手あたり次第、買い漁っているような通りはないか?

 

「基町×紙屋町がダメになる日」はすでにカウントダウンが始まっている。ひろスポ!ではどこよりも早く、以下の記事もアップした実績?がある。そごう広島店が新館の営業を2023年夏に終えると発表したのは、この記事がアップされてから1年と4カ月あと、だった。(ひろスポ!デルタルハンター班&田辺一球)

広島県湯崎知事、サッカースタジアム&コロナ責任追求記事アクセス集中、無策のまま流川・薬研堀地区も呉市、尾道市、福山市、三次市歓楽街もますます窮地…次は広島そごうか… | 【ひろスポ!】広島スポーツニュースメディア (hirospo.com)

デルタルハンターパソコン1台を武器にネット上のオープンソースからデーモン・プーチン(ひろスポ!造語)のような地上に存在する災いや巨悪の動きを正確に暴くデジタルハンターを模した造語である。広島市は三角州(デルタ)上に形成されており、デルタルハンターはネット上の情報と街中などで集めた情報を総合的に勘案してそれを記事にまとめる。

本家のデジタルハンターはNHKで再三取り上げられており、インターネット上にある情報、画像、動画などを検証して、事件・事故・国際紛争などにおける事実を導きだす、オープン・ソース・インベスティゲーション(公開された情報源の調査)で、暴かれる真実の大半が権力者側にとっての「不都合な真実」である。

 

ひろスポ!からのお願い
みなさまからのこの記事に関する情報、ご意見など募集します。
メールアドレス:sports.c.w@hi.enjoy.ne.jp

届けられたメールの一部などを電子媒体その他で引用させていただく場合がございますのでご留意ください。

 

※さらに深い話はコチラ↓

note.com/ikkyuu_t/

↑note 閲覧無料開放中…

LINEで送る

シェアしてお友達にもこのニュースを教えよう!

ひろスポ!の情報を逃さずチェック!

※SSL暗号化通信で登録します。
※メルマガはいつでも解除出来ます。
  • 6

    レッドヘル

  • 1

    医療法人社団飛翔会

  • 5

    アイフット

  • 4

  • 2

  • 3

有料メルマガ配信案内