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2023年08月07日
編集部

広島県選抜U-15 と長崎県選抜U-15ピースマッチ開催、中学生の手による平和宣言も~HiFA平和祈念2023

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画像は広島県選抜U-15 と長崎県選抜U-15によるピースマッチ、熱戦の模様

 

広島に国内外からの若い世代が集い、サッカーを通じて世界に平和を発信する「HiFA(ハイファ)平和祈念2023」(公益財団法人 広島県サッカー協会など主催)が8月6日に開幕、7日には広島市安佐南区の広島広域公園第一球技場でピースセレモニーと、広島県選抜U-15 と長崎県選抜U-15によるピースマッチがあった。試合は接戦になったが長崎県選抜U-15が1-0で勝った。

 

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広島県選抜U-15

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長崎県選抜U-15

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平和宣言を読み上げる西唯奈さん(左)と八木奏さん

 

 

ピースセレモニーでは広島市立戸坂中学校3年生の西唯奈さんと八木奏さんが「ピースマッチ平和宣言」を自分たちで考えて披露した。

 

宣言文
皆さんにとって大切な人は誰ですか。笑い合い、支え合い、どんな時もそばにいてくれる大切な人。皆さんは誰を思い浮かべますか。

皆さんにとって幸せとは何ですか。友達とたくさん笑い合う時、安心して眠れる時、美味しいものを食べた時、たくさんの幸せが日常に溢れている「今」こそ、大切でかけがえのないものだと思います。

そんなかけがえのないものが失われた78年前の8月6日、9日。たった3メートルの原子爆弾が、計り知れないほど大きく、底が見えないほど深い傷を、広島と長崎に残していきました。

植物や人の命、建物や街に響く笑い声、当たり前に訪れていたいつもの「日常」が、まるで最初から何もなかったかのように、真っ黒な焼け野原へと一変しました。

「70年は、草木は生えない」と言われた広島と長崎の街。多くの人が希望を失っていたと思います。ですが、今のこの景色を見て下さい。

青々とした生命が芽生え、大型ショッピングモールや高層ビル、ここエディオンスタジアムのような大きな施設まで、数多く建てられています。

それは、希望を失った中でも助け合い、懸命に復興しようとした多くの人々がいたからこそなのです。広島や長崎の人だけではなく、日本や世界中の人々が復興のために手を差し伸べてくれたから、今の日本の平和があると思います。

では、今の日本が大きな戦争を行っていないから「平和」と言っていいのでしょうか。日本だけが平和で、戦争に苦しむ国があり続けてもいいのでしょうか。

それは違うと思います。この世界から戦争で苦しい思いをする人が誰一人いなくなることこそが、平和です。その平和を実現するために、私達ができることは、互いを認め合い、支え合うことだと思います。認め合うその優しが、世界を変えます。

そして今年の5月、平和への一歩である「G7 第49回先進国首脳会議」が、ここ広島で行われました。各国の首脳の方々は実際に原爆資料館など訪れて、どんなことを考えたでしょう。G7が世界を繋げる意味のある会議だったのではないかと思います。

首脳の方々にも、広島と長崎のことをたくさんの人に伝えていっていただきたいです。そして、そのバトンを次に繋げていくのが私達の役目です。

スポーツに国や性別が関係ないように、大切な人を大切に思う気持ちに、国や性別は関係ありません。もう、これ以上誰かの大切な人が理不尽に奪われないように、今日行われるピースマッチでは、平和への強い願いをサッカーボールに乗せて、私達は平和について考えることを、やめません。

 

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キックインセレモニー、右から広島県サッカー協会の古田篤良会長、株式会社バルコムの山坂哲郎代表取締役会長、松井一実市長、長崎県サッカー協会の殿村育生会長

 

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