広島の栗原健太内野手が11月14日、群馬県館林市の病院で右肘骨棘除去と尺骨神経移行の手術を受けた。2012年のシーズン途中にも同病院で同じ部位の手術を受けたが状況は好転しなかった。復帰まで4カ月程度かかる可能性があり、来年2月のキャンプ参加は難しい状況。
栗原は2009年12月に最初の右肘手術を受けた。翌2月にはWBC代表候補となったが、落選。しかし日本代表の原監督から「将来、日本の四番を打つ人材」と評価され、最終的にはWBC開催期間中に急きょ、米国に乗り込みWBCの舞台にも立ち優勝メンバーの一員になった。
しかし、術後短期間で実戦に向け調整したためその後、悪影響が出た、とも考えられる。
栗原の打撃は右手を「押し込む」ことで長打力を維持しており、肘が効かなければ打撃の形が維持できない。
前回手術のあと、2013年は一軍出場24試合、今季は一軍出場なし。栗原がチームで四番を打つ前の”元四番”新井貴浩のチーム復帰で栗原は術後、リハビリと調整を重ね、復活をかけた”最後のチャンス”に挑むことになる。