広島ドラゴンフライズは2月3日、広島市中区の広島グリーンアリーナで会見を行い、昨夏まで日本代表でも活躍した岡田優介選手のシーズン途中での加入を発表した。会見には本人と佐古賢一ヘッドコーチが臨んだ。
岡田優介は東京都出身の30歳。ガード、フォワードとして経験豊富なプレーヤーで昨夏まで5年間、日本代表でも活躍し、2013 年に設立された日本バスケットボール選手
会の初代会長に就任して現在も会長を務めている。背番号は12に決まった。
竹内公輔とは同期で、2013年にはトヨタアルバルク(現・トヨタ自動車アルバルク東京)でともにチームを優勝に導いている。
得意の3ポイントシュートの成功率は常に国内トップ10。新たな武器が加わることによって、相手ディフェンスを崩す”特効薬”としての働きも期待される。
佐古ヘッドコーチはその能力と人間性を最大限に評価しており「実力は申し分ない、イコール優勝を狙えるチームに一歩前進したと思います」と力を込めた。
岡田は2月7日に広島サンプラザホールであるレバンガ北海道戦より出場が可能。
岡田優介プロフィール
生年月日 1984年9月17日(30歳)
出身地 東京都
ポジション ガード/フォワード(G/F)
身長 185cm
体重 80kg
選手歴 土浦日本大学高校~青山学院大学~トヨタアルバルク・トヨタ自動車アルバルク東京(2007)~―つくばロボッツ(2014)
日本代表歴
2002 年 U-18 FIBA アジアジュニア大会(クウェート)5 位
2007 年 U-24 ユニバーシアード(バンコク)4 位
2009 年 東アジア選手権(愛知県小牧市)2 位
2009 年 FIBA アジア選手権(天津)10 位
2009 年 東アジア競技大会(香港)3 位
2010 年 アジア競技大会(広州)4 位
2014 年 FIB アジア選手権(武漢)6 位
賞歴
2001 年 全国高等学校バスケットボール選抜優勝大会4 位(大会ベスト5)
2002 年 全国高等学校バスケットボール選手権大会3 位(得点王、3 ポイント王)
2005 年 関東大学1 部リーグ優勝(優秀選手賞)
2005 年 全日本大学バスケットボール選手権大会準優勝(優秀選手賞、3 ポイント
王)
2012 年 全日本総合バスケットボール選手権優勝(トヨタアルバルク)
2012 年 日本バスケットボールリーグ(JBL)優勝(トヨタアルバルク)
佐古賢一ヘッドコーチ コメント
岡田優介選手は日本屈指のスリーポイントシューターであり、日本の宝の一人です。そういう選手を迎え入れることができましたことは、一緒にプレーする選手・チームスタッフ、クラブのフロントスタッフみんなの刺激になっていると思います。今の若いチームに、彼のようなキャリアをもつ選手を迎え入れることは、チームをガラッと変えるチャンスになりますし、若い選手の刺激にもなると思います。…
これによってドラゴンフライズは、優勝を狙うチームに一歩近づいたことは確かです。しかし、われわれは今シーズン、ルーキーが5人在籍しております。岡田選手をどういう形で起用するかはこれからですが、選手が1人入ったからといって、選手を1人見殺しにするようなことは考えていません。全員バスケットボールというスタイルは変えずにいきたいと思います。岡田選手の良さを最大限プラスできるようにと考えています。
岡田優介選手コメント
この度広島ドラゴンフライズでプレーさせていただくことになりました。憧れの存在だった佐古ヘッドコーチのもとでプレーする機会をいただけて、感謝しております。再びバスケットボールができる歓びを感じており、今週末の試合が楽しみです。
天皇杯でも準優勝、リーグ戦でもプレーオフ進出圏内にいるドラゴンフライズでプレーすることは、自分のキャリアの中でも非常に大きなチャンスだと思っています。自分の能力をもっとも生かせるチームでプレーしたいと思っていましたが、佐古ヘッドコーチのもとであればそれが可能だと思いましたので、ドラゴンフライズへの入団を決めました。
広島にはこれまで何度か試合で訪れたことがあり、過ごしやすいいい街だという印象を持っています。試合の際も、アウェイチームの選手なのによく私のことを知ってくださっていて、声をかけていただきました。
これまで在籍したチームでも、つくばロボッツを退団してから2カ月の間も、多くのファンの方の支えがありました。いただいた支えに感謝しながら、ひとつひとつ結果で恩返ししていきたいと思います。
ぜひ会場でお声かけいただき、応援していただけるような選手になれるようがんばります。